あなたの睡眠は何時間?寝不足が“太りやすい体質”を作る、そのメカニズム

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 十分な睡眠がとれた朝は非常に調子がいいものですよね。実は、質の良い睡眠を取ることがダイエットにもつながるということを知っていましたか?

「睡眠中、肉体的な活動は休んでいますが、体内では成長ホルモンをはじめとした様々なホルモンが働き、疲れをとったり細胞を修復したりといったメンテナンスを行っています。ところが寝不足になると体はそれをストレスと感じ、対抗するために別のホルモンの分泌量を増やしてしまうのです。それが“太りやすい体質”になることにつながってしまうんです」

 こう教えてくれたのは、ダイエットに詳しいフィットネスライター。その“ストレスに対抗するホルモン”というのが「グルココルチコイド」と呼ばれる物質だそうです。

「グルココルチコイドは、血糖値を上昇させる働きをする一方で、体内に糖質がないとグレニンというホルモンの分泌を促進します。グレニンは食欲を増進させる作用があるので、食べ過ぎにつながってしまうんです」

 寝不足で太るのは、単に起きている時間が長いから食べる量が増えてしまうだけでないのです。寝ている間に体内で起こっているホルモンの作用を意識しないといけないのですね。

「逆に食欲を抑えてくれるのが、脂肪組織で作られるレプチンというホルモン。食物をゆっくりよく噛んで食べると分泌されます。しかし、これも睡眠不足になると分泌量が減ってしまうのです」(前出・フィットネスライター)

 つまり、寝不足になると“太りやすくなる原因が二重に増えてしまう”ということなのです。私たちが眠らなければいけないのは、単純に体を休ませるだけではなく、その間に様々なホルモンを働かせて、代謝機能の調整をしているからなんですね。

「理想の睡眠時間は7時間程度と言われていますが、これには個人差がありますから自分でスッキリできる十分な睡眠時間を確保するようにしてください。また、起きた時に朝日を浴びるとセロトニンのいう脳内物質が分泌されます。これは精神を安定させる力を持った“幸せホルモン”とも呼ばれるもので、自律神経にも作用してストレスを感じて高まる食欲を抑えてくれる作用もあります」(前出・フィットネスライター)

 十分な睡眠をとって、起きたらすぐに太陽の光を浴びることもダイエットの助けになるということ。自分の睡眠サイクルをしっかり守って、太りやすい体質になることを避けるようにしましょう。

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