NHK朝の連続テレビ小説「まれ」では主人公・希の初恋相手であり夫役を、また、今期ドラマ「デスノート」(日本テレビ系)では難役L(エル)を演じるなど、今ノリに乗ってる若手俳優の一人といえば、山崎賢人といえるだろう。
「まれ」では真面目で素朴な輪島塗職人を、「デスノート」ではクールでキレ者の名探偵を演じているかと思えば、秋公開の新作映画「ヒロイン失格」では、女優・桐谷美玲演じる主人公が憧れる男子高校生を演じるなど、その幅広い演技力で役者としても高評価、人気もうなぎ登りだという。
「昨今、胸キュン恋愛モノの“王子様”的存在といえば、現在も月9ドラマ『恋仲』に出演中の福士蒼汰が定番でした。しかし、今後は新たに山崎賢人というキャスティングも増えていくでしょう」(芸能ライター)
実際、山崎は9月に公開される前述の映画「ヒロイン失格」に続いて、12月には再び映画「orange-オレンジ-」で主演を務めている。同作もまた、少女漫画雑誌「マーガレット」でダントツ1位の人気を誇る作品の実写化なだけに、「いまや少女マンガの王子役は山崎賢人で決まり!」といった声さえも業界では聞こえ始めているのだ。
ちなみに、流行語にもなった「壁ドン」を世に知らしめた張本人は、何を隠そう山崎で、剛力彩芽との映画「L・DK」の中でのシーンが、ブームのキッカケでもあるという。
かつて、二宮和也主演ドラマ「弱くても勝てます」(日本テレビ系)で共演していた福士と山崎。あの頃は「あまちゃん」効果もあって福士が人気の上では一枚上手だったが、いまではその差もグングン詰めてきているともっぱらの評判。並び、追い越す日も、そう遠くないかもしれない。
(琴葉)