スマホ世代といえば、文字や絵文字のコミュニケーションがとても上手ですね。その一方で、リアルなコミュニケーションはとても苦手。ときには周囲が驚くような言葉づかいや態度、仕草をみかけることも。それって、仕事ではもちろんですが、恋愛においてもNGなことなんですよね。
あなたは普段からNGなコミュニケーションをしていませんか? 代表的なものを挙げていきますので、ぜひ確認してくださいね。
■人と一緒にいるのにスマホばかりいじって相手を見ない
これは、スマホ世代のとても多くの人たちに見受けられます。なので、なおさら「みんなそうだから」と、悪いことと思っていない気がします。もちろん、いまどきカフェでアートラテを注文したらスマホ撮影するのはOK。オーダーしたお料理撮影もOK。でも、一緒にいる人を無視しているかのようにスマホばかりいじるのはダメなんです。なんのために“今”その人と会っているのか? 大切なリアル時間を満喫できるようでありたいですね。
■身内に敬語やていねい語を使うのが正解だと思っている
あなたはある会社の田中社長の秘書。社長宛の電話を取る係です。ある日、電話を受けたのですが、社長は取引先とのミーティングで不在。こんなときは「ただいま田中は外出しています」と答えるのが正解なのですが、これができない人が増えているようなんです。「はい、社長さんの田中さんは外出していらっしゃいます」と話す人が多いのです。社長は社内の人。身内にていねい語や敬語を使うのはご法度ですよ。
■「〇〇させていただいています」とへり下り過ぎている
誰と話すときも、ある程度はへり下るのが安全です。でも、いき過ぎるのはダメです。例えば、最近テレビを見ていると、若手芸能人が「私は〇〇大学を卒業させていただいています」「俳優をやらさせていただいています」などと話す人が多いです。でも、そんな言葉の使い方はありません。「〇〇しています」が正解です。トラブルを避けるためとはいえ、変なへり下りはみっともないですね。“普通に”話しましょう。
■質問に答えているようで答えていない
「質問されたら答えているよ」と思っている人が多いことと思います。でも、何か言えば“答えている”ということではありません。「相手の問いを解決するのが答え」というものなのです。
例えば、「昨日は何時頃に寝たの?」という質問に対して、「寝ようとしたけど寝られなくて、テレビ見てたらそれがオモシロくってさあ……」などと返すのは、相手の問いに答えていませんよね? 問いは「何時に寝たのか?」です。小さなことだけど、聞かれたことにちゃんと答えられる人が、人といいコミュニケーションを取れるということなのです。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。自己肯定感アップ術や詩作、色彩心理学を通したセラピーの他、姿勢改善や呼吸法、ストレッチやダイエット術など心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。食育インストラクターやパンシェルジュ(パンの資格)を持ち、恋に効くモテボディのためのレシピも考案。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCなども。インスタ「恋に効く詩の世界」が人気。