現在は売れっ子芸人としてメインや司会を任されることが多いかまいたちだが、若手時代には酷な扱いを受けていたようだ。
5月12日放送の冠番組「かまいたちの知らんけど」(MBS)で、“これまででハードだった仕事”にまつわるトーク中、濱家隆一は過去にディレクターから浴びせられた驚きの言葉を暴露した。
それは「ある局のある番組で、山内が肋骨を折ったんですよ」と収録中に負傷した際の出来事だといい、翌日の仕事前には局の幹部2人と、番組ディレクターが1人、計3人で濱家と山内健司のもとへ謝罪に訪れたという。
これに「全然いいっすよ」と対応していた2人だったが、濱家は「(幹部の)2人が謝った後に、このディレクターが僕らのとこに来て、『折んなよ』って」とまさかの暴言を浴びせられたと告白。また、山内の負傷で収録がお蔵入りになったため、謝罪の翌日には放送分の新たな追加撮影が組まれたといい、かまいたちは劇場の出番を3回こなした後に夜11時半まで続いたロケに参加。山内は肋骨を折った状態でその日のハードスケジュールをこなし、夜中にようやく終えると、そのディレクターから「飯行く?」と誘われたといい、「行くか!」と不快感を露わにしていた。
「山内が負傷したのは、2012年10月12日に収録していた朝日放送『雨上がりの“やまとナゼ?しこ”』で、都内のジムでレスリングの稽古中、相手役が山内の上に乗ったタイミングで胸に痛みが走り、右第8肋骨が折れていると診断されたようです。当時のかまいたちはまだ芸歴8年目の若手で、山内は骨折を発表した12日にツイッターで『全然大丈夫なんです!この度は自分の事でご心配おかけしてすいません』『これからは、、、、いやそんな事より仕事下さい!!!元気どぇーす!』と芸人魂をアピール。その後は17年にキングオブコント優勝、19年にはM-1グランプリ準優勝と、右肩上がりの活躍は誰もが知るところ。今や14本ものレギュラー番組に出演しているのですから、骨折した当日にも仕事を渇望する貪欲さが、現在の活躍ぶりにしっかりとあらわれているといえますね」(テレビ誌ライター)
暴言を吐いた当時のディレクターも、かまいたちの2人がこれほどの出世を遂げるとは想像していなかっただろう。
(木村慎吾)