3月15日から19日にかけて開催されているフィギュアスケート「世界ジュニア選手権2017」。この大会は“世界選手権の前哨戦”とささやかれており、その理由は上位の有力選手たちが3人のコーチに大別されるところにあるという。
「ロシアのアリーナ・ザギトワ選手とポリーナ・ツルスカヤ選手は、シニアデビューの昨年世界選手権を制し、今季2連覇が予想されているエフゲニア・メドベージェワ選手のコーチでもあるトゥトベリーゼコーチ。カザフスタンのエリザヴェート・トゥルシンバエワ選手のコーチは羽生結弦選手やハビエル・フェルナンデス選手を指導するオーサーコーチ。そして本田真凜選手や白岩優奈選手を指導するのは、宮原知子選手のコーチでもある濱田美栄コーチ。ジュニア選手の活躍は、同じコーチの指導を仰ぐシニア選手たちにとっては3月29日に始まる世界選手権への弾みとなるのではないでしょうか」(スポーツライター)
ジュニア選手権の真っ最中だが、コーチ陣にとってはすでにシニアの世界選手権も静かに始まっているのかもしれない。
(芝公子)