2人の息子がイギリスの寄宿舎学校に留学することになった紗栄子。それに伴い自身の生活拠点もイギリスに移すと表明しており、最近は渡英前の短い時間を惜しむかのように、モデル活動に勤しんでいるようだ。
紗栄子は当面、日英を行ったり来たりの生活になるとしているが、息子たちをイギリスに置いたまま母親が頻繁に帰国するという生活スタイルには疑問の声もある。だが紗栄子には、そうせざるをえない事情があるのだという。現地事情に詳しいライターが説明する。
「イギリスに長期滞在するためにはビザが必要。紗栄子のように12歳以下の子供が留学する場合、その親は『Parent of a Tier 4 child visa』という親向けのビザを申請することが可能です。ただ同ビザには『報酬のある仕事は不可』という条件があり、これを破るとビザがはく奪されることも。そのため紗栄子はイギリス滞在中にはモデルとして仕事することができず、しばしば帰国する必要があるわけです」
それなら最初からモデルとして渡英すればいいと思うのだが…。
「そのためにはイギリス現地のモデルエージェントが紗栄子の雇用主となる必要があります。しかし身長157センチの紗栄子には、欧州ファッション界でモデルを務めるのは難しく、ビザ発給を拒否される可能性が高い。パリコレに毎年出場しているといった実績があれば話は別ですが、彼女の活躍は日本国内に限られています」(前出・ライター)
つまりイギリス滞在中の紗栄子は「留学生の母親」以外の何者でもないわけだ。しかも息子たちは寄宿舎で生活しており、紗栄子本人はビザの規定により仕事はおろか学校に通うことさえできない。ずいぶんとヒマを持て余す生活になってしまうのかもしれない。
(白根麻子)