今年8月から、所属事務所のLIBERAに対し、ギャラの配分や契約の自動更新に対して不服を申し立てていたモデルのローラ。しかし、その後もユニクロ、サントリー、ライオン、楽天などの新CMが続々と流れ、事務所との騒動は収まっていたかに見えた。
ところが、10月20日付で、事務所との“決別宣言”ともとれる文書を、スポンサー企業に送り付けていたことが、11月2日発売の「フライデー」で報じられた。
記事によると、ローラの代理人名義で「LIBERAとの契約は終了したので、今後は直接こちらへ話を通してほしい」旨の文書が、CMスポンサーに届いたのだという。
この行動について芸能ジャーナリストは「前代未聞の事態」と、驚きを隠さない。
「ギャラも含め、所属事務所と揉めるケースは少なくない。ですが、スポンサー企業にこのような文書を直接送りつけるというのは聞いたことがありません。だいたい、CMの起用については広告代理店も絡んでいるのに、それを飛び越えて“直接、新事務所にオファーを”なんておかしいでしょ? この文書を送られた企業が、一番困惑していると思いますよ」
そもそも大手企業のCM制作の流れはどうなのか、広告代理店社員に聞いた。
「まず、広告主から代理店にCM制作の依頼がきます。代理店は、依頼に沿った企画とタレント案を提示します。広告主の宣伝部などで企画が精査され、最終的に社長の決済をいただきます。大手企業の場合、使いたいタレントに直接出演交渉をするというのは、聞いたことがないですね。企業としては、スキャンダルを嫌いますから、事務所と揉めたままのローラの名前は、企画の段階で出なくなるでしょうね」
芸能界の常識を逸脱した今回のローラの騒動。どのような形で終止符が打たれるのか、気になるところだ。