3月13日に最終回を迎えた亀梨和也主演ドラマ「FINAL CUT」(フジテレビ系)の平均視聴率は7.5%。低空飛行ながらも、初回の7.2%を上回る自己最高を記録した。
物語は、女児殺害事件で容疑者として執拗に報道され、自死に追い込まれた母親の冤罪を晴らすため奔走する息子・中村慶介(亀梨)が、真犯人を追い詰めていく。最終回では、12年間逃走していた犯人の小河原祥太(山崎育三郎)が帰国し、慶介と対峙。そして、犯人しか知りえない“秘密の暴露”に追い込む。さらに、母親を追い詰めた報道キャスターの百々瀬塁(藤木直人)にも、番組内での謝罪を求める。
この展開に視聴者からは「亀梨の演技に号泣。見直した!」「亀梨いい演技するなー」など、主演にふさわしい評価がなされた。また、百々瀬の謝罪シーンでは「百々瀬ついに謝罪。心があった」「百々瀬の涙目にグッときた」など、観る者を感動させた。注目された犯人役の山崎に対しても「育三郎、今日しか出てないのに存在感すごい!」「育三郎演技うますぎてびっくりする。 崩れ落ちる前の表情とか。 今まで何もしてないを主張してた顔とは大違い」と感動を呼んだのだが……。
自白してしまったことに崩れ落ちる祥太を後ろからカメラが追うのだが、その靴の裏にはなんと、ガムテープとおぼしきものが貼られたまま。これには「なにあの靴の裏」と突っ込みが入ってしまった。
テレビ誌ライターは「スタイリストが剥がすのを忘れたんでしょうね。クライマックスシーンだったのに、あれは残念。編集時に気が付かないスタッフにもガッカリです」と苦笑。
素晴らしい展開に水を差した、重要なシーンでのケアレスミスとすれば、これがいまのフジテレビを象徴しているのかもしれない。