永野芽郁主演の連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK)。6月18日から23日に放送された第12週の平均視聴率は21.6%と、これまでの最高視聴率を更新した。
数字だけを見れば文句の付けようがないと言いたいところだが、6月28日放送のストーリーには視聴者からの批判の声があがったのだという。
漫画家を目指していた主人公・鈴愛(永野)が創作に行き詰まり、イラストのアルバイトで収入を得ていたところ、幼なじみの律(佐藤健)からハガキが届く。そこには、律と女性の姿があり、結婚の報告だったという展開だった。
「ドラマの序盤で亡くなった、風吹ジュン演じる鈴愛の祖母がナレーションを務めているのですが、あたかもイラストの仕事が漫画家の仕事よりも下であるかのような表現をしたのです。また、律からのハガキを見て、会ったこともないお嫁さんに対して“地味な人”、傷心の男を外堀から埋めて結婚に追い込む“いつの間にか婚”などと憶測で言葉が飛び交う場面に不快になった人が続出しました」(テレビ誌ライター)
ネット上では「たった一枚のハガキで、あそこまで人のことを悪く言える?」「容姿や仕事に貴賤を匂わせるのはどうなんでしょう?」「今日の内容は悪口大会で酷すぎた。全く笑えない。それどころか朝から不愉快になった」「職業に対する差別的なナレが不快」「あまりにも偏見が多すぎるような気がする」「見た目が地味ってだけで、いつの間にか婚だとか、律に不本意な結婚とか決めつけるの何? 不快感。ボクテ(志尊淳)とユーコ(清野菜名)は良識的な人達と思ってたのに」などの言葉が多数書き込まれた。
好調に推移する視聴率に影響を及ぼすことにならなければいいのだが。