人気俳優の坂口健太郎が、来年1月期のドラマ「イノセンス~冤罪弁護士~」(日本テレビ系)にて主役の弁護士役を務めることが分かった。本作は若き弁護士が科学者らの協力を得て、実証実験を通じて冤罪事件を解き明かしていくというもの。その科学者役は藤木直人が務め、坂口のバディとなる女性弁護士役には川口春奈という布陣になっている。
「本作の概要が発表されると、やれヒロインの川口は数字を持っていないとか、坂口の前主演作はコケたなどと、早くもネガティブな論評が持ち上がっています。ただ日本テレビの土曜22時枠は今期の中島健人主演『ドロ刑』が平均視聴率9.0%と健闘しているほか、昨年4月期の亀梨和也主演『ボク、運命の人です。』も同9.6%とまずまずの数字をマークしている枠。そこに主演で起用されたということは、坂口に対する局側の期待を表していると言えそうです」(テレビ誌のライター)
坂口は昨年1月期の「東京タラレバ娘」(日本テレビ系)で人気モデル役を好演。同作で演出を手掛けた南雲聖一氏が今回の「イノセンス~冤罪弁護士~」でも演出を務めていることから、演技面の実力を認められての主役抜てきとなった可能性もありそうだ。そんな坂口の主演作がヒットすれば象徴的なトピックになりえると、前出のテレビ誌ライターが続ける。
「坂口はまだ27歳で、弁護士役にはまだ若いはず。ただ最近のドラマでは20代の俳優が活躍しており、今期の日本テレビでも『ドロ刑』の中島が24歳、そして『今日から俺は!!』では賀来賢人が29歳、伊藤健太郎は21歳と若さが目立っています。その一方で今期の月9ドラマ『SUITS』(フジテレビ系)で敏腕弁護士を務める織田裕二は貫禄の50歳ですが、視聴率は期待を下回っているのが正直なところ。それゆえ坂口が大過なく主役を務めることができれば、弁護士ドラマで20代の俳優が活躍できるきっかけになるかもしれません」
もし坂口の起用がテストケースなのであれば、本人としてはその期待に応えたいところ。果たして27歳俳優の弁護士役はハマるのか。そんな点も見どころになるのかもしれない。
(白根麻子)