大人と子ども、1日に必要なたんぱく質の摂取量が多いのはどっち?

 乳児が母乳を飲んですくすくと成長するのは、アミノ酸が理想的な構成比で含まれているからだそう。アミノ酸は体の組織をつくるたんぱく質を構成する成分で、筋肉や内臓、血液、肌や髪などの再生・成長を支えています。

 エバラ食品の『「肉の効能」ハンドブック』によると、子どもは成長するにつれて、必要となるたんぱく質(アミノ酸)の量がどんどん増えていくのだとか。大人が1日に必要とするたんぱく質の量は約60~80gですが、小学生では55~75g、思春期になると約75~90gも必要なのだそうです。体格・体重から比較すると、成長期の子どもは大人より多くのたんぱく質を必要としているということですね。

 一方、たんぱく質が豊富な食べ物を、大人よりも大量に食べさせることは至難の技。食が細く、たくさんの量を食べることができない子どもは多いですよね。ついついおやつを食べてしまい、夕食が食べられなくなってしまうこともあります。そんな場合は、成長に必要な良質のたんぱく質をたっぷり食べることができるように、献立を工夫する必要があります。

 そのひとつが、肉や魚、卵、豆製品などのたんぱく質が豊富な食材を積極的に取り入れること。主食には、たんぱく質をたっぷり摂ることができるよう、肉料理や魚料理がよいでしょう。その際、消化・吸収の働きを支えるビタミン・ミネラル類が豊富な野菜を一緒に食べることで、効率よく栄養素を吸収できるようになります。オススメは、疲労回復効果の期待できるビタミンB1が豊富な「豚肉」です。

 肉料理や魚料理などが苦手な場合は、お米に豆腐や味噌汁などの大豆製品を合わせるのがよいでしょう。お米に不足している栄養素を大豆が補うことで、アミノ酸バランスを整えやすくなります。

 心も体も日々大きく成長していく子どもたちは、意外と多くのたんぱく質を必要としています。ご飯をモリモリ食べているから「おかずなしでも…」と安心せず、しっかり食べさせてあげてくださいね。

(美容・健康ライター Nao Kiyota)

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