6月28日に公開される俳優でアーティストの香取慎吾が主演する映画「凪待ち」の先行上映会が18日、TOHOシネマズ名古屋ベイシティで行われ、舞台挨拶に香取自身も登場。ジャニーズ事務所退所後、初の単独主演映画の公開に早くも期待が集まっている。
「これまで明るく正義感の強いイメージがありましたが、今回、香取が演じるのはギャンブル依存症で落ちぶれた“どうしようもないろくでなし”。人生につまずき、どん底まで堕ちた主人公を演じ香取自身も『プレッシャーや緊張感があった。毎日誰かにボコボコにされた』と苦労を語る一方で『素晴らしい監督に出会えた』『どんな役でももう一度ご一緒したい』と熱い思いを語っていました」(エンタメ誌ライター)
香取が演じるのは、パートナーの女性(西田尚美)とその娘(恒松祐里)と共に彼女の故郷・宮城県石巻市で再出発しようとする主人公・郁男。色褪せたTシャツにヨレヨレのジャンパー、薄汚れた運動靴姿の香取は無精髭を生やしノーメイクとかなり衝撃的な出で立ちだ。
「今回の役柄は、ジャニーズ時代なら事務所NGだったかもしれません。映画『孤狼の血』などで知られ、今、脂の乗り切っている白石和彌監督から『リアリティーがある香取が見たかった』という熱心なオファーを受け、初めてタッグを組みました。香取が俳優として一皮むける記念すべき作品になるのではないでしょうか」(映画誌ライター)
さらに香取は16日まで、3カ月に渡って「サントリーオールフリーpresents BOUM!BOUM!BOUM!香取慎吾 NIPPON初個展」を開催。香取は自身がパーソナリティを務めるラジオ番組「Shin Tsuyo POWER SPLASH」(bay fm)に16日に出演した際、「また絶対あんな機会を」と喜びを口にすると、相方の草なぎ剛も「(来場者が)10万人以上じゃないですか。大成功ですよ」と成功を祝福している。
「『新しい地図』のもうひとりのメンバー稲垣吾郎も17日、自身のブログを更新。最終日に香取の国内初となる個展を訪れたことを報告。『1日経った今もまだ興奮冷めやらない(中略)未だに知らない香取慎吾をこんなにも発見できるって、なんて素敵なことだろう!』とコメントしています。退所して今年で丸2年。42歳と元SMAPのメンバーの中では最年少の香取。俳優としてアーティストとして、今後一番可能性を感じますね」(女性誌デスク)
ジャニーズの呪縛が解けた今、いよいよ“香取慎吾の新時代”がやって来る!?
(窪田史朗)