昨年デビューしたKing & Princeが快進撃を続けている。そのキンプリはジャニー喜多川氏が最後に世に送り出したグループ。そして、生前のジャニー氏と滝沢秀明との合意によってSixTONESとSnow Manの2020年同時デビューが決定している。関東のジャニーズJr.を束ねる滝沢にとって、東京五輪が開催される20年は勝負の年となりそうだ。
そんな滝沢と同世代で、90年代のJr.黄金期で渦中にいたのは関ジャニ・横山裕。昨年末から、メンバーの大倉忠義、安田章大とともに古巣である関西ジャニーズJr.の再復興に努めている。後進の育成に関して言えば、東の滝沢、西の横山といったところだ。
「関ジュのコンサートで大倉は構成、横山は企画コーナーの演出をしています。昨秋に誕生した新ユニット『なにわ男子』には、安田が楽曲提供、ジャニーズWESTの神山智洋は新曲『Game of Love』の作詞・作曲&振りつけをしました。横山は今春から、『Aぇ!group』という新ユニットの企画・演出を担っていますが、4月の単独東京公演、8月~9月の関西凱旋公演は追加公演が出るほど、順調な滑り出しです」(アイドル誌ライター)
関ジュは今春、大刷新した。兄貴的存在だった室龍太は俳優業1本に絞り、向井康二はSnow Manに新加入し、そろって卒業。前後して、なにわ男子が誕生。2月には、弟分ユニットの『Lil かんさい』(りとるかんさい)とAぇ!groupが相次いで産声をあげ、関西発3グループがしのぎを削っている。その未来を握っているのが、横山といっても過言ではない。
ただ、ド天然な一面がある横山。後輩にナメられることも少なくないようだ。
「なにわ男子の藤原丈一郎と、Aぇ!groupの草間リチャード敬太が居酒屋で、横山から熱いアドバイスを受けていたときのこと。目の前にあった枝豆を口に運びながら、『っでさ…』、『おまえらさ…』と真剣に語る横山でしたが、豆をまったく食べられていない様子。なんと、食べ終わったサヤのほうを、口に運んでいたのです(笑)。リチャードさんは笑いをこらえながらも肩を震わせ、藤原さんは唇を噛んで耐えたとか」(前出・アイドル誌ライター)
思えば、ジャニーさんにも数えきれないほどのオトボケ伝説があった。そのジャニーさんと20年を超える付き合いがあった横山。“YOU”にもド天然の血が流れているようだ。
(北村ともこ)