芸術的センスにあふれている嵐のメンバーといえば、大野智だ。嵐として活動した20年のあいだで、個展開催、作品集の出版などアートなソロ活動を続けてきた。他の4人に比べると社交性は乏しいが、その分、好きなことに没頭したときの集中力はすさまじい。スポーツ紙の芸能記者は言う。
「趣味は釣り。今春には『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)の企画を利用して、小型船舶免許1級を取得しています。最近は釣るだけでは物足らず、ジギングと金属製のルアーを自作するようになったそうです。動画サイトを見て研究して、材料を買ってきて、寝る前の1時間や、翌日の仕事へ行くほんのわずかな時間でも、仕掛けを作っている日々だとか」
釣りに行く日が決まっていなくても、仕掛けを作り続けているため、未使用分が増える一方。夜の晩酌のお供は、その“子ども”たち。「よくできたなぁ」と見てはニンマリしているという。
「夢中になるあまり、仕事に影響をおよぼしたこともある。群を抜いたダンススキルの大野は、ソロはもちろん、嵐の楽曲を多く振り付けしています。ある日のスタジオでも考えていたら、二宮から、穴釣りでありえないほど大きい真鯛が釣れるという動画が送られてきました。すると、それまでいい振り付けが浮かんでいたにもかかわらず、すべて忘れちゃったそうです」(前出・スポーツ紙記者)
およそ10年前には、海釣りのしすぎで日焼けして真っ黒になったことがある。メンバー5人が並ぶと1人だけ真っ黒。グループのバランスが崩れることを理由に、ジャニーズ事務所スタッフから厳重注意されている。以降、日焼けには気をつけるようになった。
大野の“釣りバカ日記”は、まだまだ続きそうだ。
(北村ともこ)