現金よりも得になるのに、どうしても使い過ぎてしまう怖さからキャッシュレス決済を利用できない……そんな方も多いのでは。そんな場合は、キャッシュレス決済の使い方を工夫することをオススメします。現金の扱いとほぼ同じような感覚で、やりくりをすることができるようになりますよ。
■プリペイドタイプを活用し「上限」を設定
決済から引き落としまでのタイムラグがあると、買い物をしたことを忘れたり、その月にどのくらい買い物したかを把握できなかったりして、つい使い過ぎてしまうケースがあります。そんな場合は、プリペイドタイプのキャッシュレス決済を活用するのがオススメです。これは、1週間、1日、または1回と、買い物単位で入金額をあらかじめ決められるもの。このように、その範囲内でしか買い物ができないようにすると、「うっかり使い過ぎてしまった…」ということも防ぎやすくなります。
■オートチャージ機能は使用しない
キャッシュレス決済で気を付けたいのは、オートチャージ機能です。これは、残高が少なくなると自動的に入金されるタイプのもの。この機能を使うと、残高不足を心配せずにいつでもスムーズな買い物ができますが、いつチャージしたかを記録して覚えておかなければ、いくら使用しているのかが把握しにくいです。チャージの度に記録するようにするか、いっそ使用しないようにすると、無駄遣いを防ぎやすくなります。
■デビットカードを利用して実感を持てるようにする
デビットカードの場合、決済と同時に口座から現金が引き落とされるため、プリペイドタイプと同じ感覚で買い物をすることができます。実際の引き落としが先になると気持ちが緩んでしまうという場合は、同時に現金をやりとりできるデビットカードを使うなどの工夫が大切です。ただ、プリペイド決済とは異なり、残高不足の場合には手軽にチャージすることが難しいため、口座の管理をこまめに行う必要がありますので注意しましょう。
キャッシュレス決済では、毎回の買い物で上限をしっかり把握しておくことが、後からの「使い過ぎてた!」を防ぐ重要なポイントです。まずは「この範囲内の買い物なら、使い過ぎることはない」という状況に整えてから、便利なキャッシュレス決済を活用するようにしましょう。
(Nao Kiyota)