食べることが大好きだ! という人は多いだろう。生きていくためには食事から栄養を取らなければいけないのだから、それは当たり前の欲求だ。
でも、何も気にすることなく食べていれば当然体脂肪は増える。しかし、この現象を“最小限に食い止める”手立てがあることをご存知だろうか。
それが「食べる順番を変えるだけダイエット」という方法。簡単に言えば「野菜、豆類」(食物繊維)⇒「肉、魚、卵類」(タンパク質)⇒「米、パン、パスタ」(炭水化物/糖質)の順で食べることを心がけるというものだ。
なぜこれだけで太りにくくなるのか、その仕組みを説明しよう。
まず最初に野菜類を食べるのは、その後に食べる物の吸収速度を遅くするため。これにより急激なインスリン分泌を抑えられ、体脂肪の蓄積が防げるのだ。
インスリンは血糖値を下げることで知られているが、実はこのとき、インスリンは血液中の糖質を脂肪に変えて体内に取り込んでいる。同時に脂質も同伴していようものなら、さらに一緒に取り込んでしまう。これが食事で太りやすくなる要因の一つ。だから初めに消化速度が遅い食物繊維を食べて、胃をコーティングさせることがとても重要なのだ。しかも、空腹のときにこそ、この食べ方をすると過食が防げるので効果的だ。
今やモデルやタレントも実践するこの方法。「美味しいものは食べたいが太りたくない」という人は、この食べ順を普段から心がけておくといいだろう。