元衆議院議員の豊田真由子氏が3月9日放送の「バイキング」(フジテレビ系)に出演し、2017年の暴言騒動時からガラリと印象の変わった姿をお披露目している。
今からおよそ2年前、秘書に「このハゲーーー!」「ちーがーうーだーろー!」などと激しい口調で乱暴な言葉を浴びせる音声テープが漏洩し、同年の衆院選挙で落選した豊田氏。同番組には、ハーバード大学で公衆衛生学を学び、2009年には新型インフルエンザに対応した経験値があることから、新型肺炎の専門家として出演したのだが、かつての風貌とはガラリと変わり、髪型は前髪を下ろした“ふんわりカール”で、服装もピンクのブラウスを纏うガーリーな雰囲気を漂わせた。
また、出演者とのやり取りも終始笑顔で物腰柔らかく、MCの坂上忍から「色々あって、今日は緊張気味ですよね?」と振られると、「その節は色々とお世話になりました」と丁重に返答。続けて、坂上による「こういった番組なんで色々と不手際があるかもしれないんですけど、その時はハゲ2人用意してますんで」というブラックマヨネーズの小杉竜一、東国原英夫を引き合いに出したイジりもソフトな表情で交わしてみせた。
「あの強烈なパワハラのイメージが根付いていることもあってか、ガーリーな雰囲気に大幅イメチェンを図った豊田氏には意外にも好評の声が多く、『パッと見可愛らしい』『まゆまゆ可愛い』『あの時はかなり衝撃だったけど、今はお嬢様そのもの』『イメージを変えるという意味ではイメチェン成功やな』『(イメージと)ちーがーうーだーろー!』と柔らかくなった現在の雰囲気は概ね好感触。一方で、不祥事を起こした議員を見境なくタレントとして起用したがるテレビ界の風潮には批判的意見もありますから、今後、感染症の専門家としてテレビ出演を続けていく中、再び世間からの評価が急降下する恐れもありますね」(テレビ誌ライター)
なお、同じくゲストとして同番組に出演した元経済産業省官僚の岸博幸氏からは早くも「1回でいいから、“このハゲー”って言ってくれ」などというリクエストも飛び出し、今後はこのような“無茶ぶり”にどう対応していくのかにも注目していきたいところだ。
(木村慎吾)