お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之が9月5日に自身のYouTubeチャンネル「宮迫ですッ!」を更新し、“いつか殺そう”と思っていたという先輩芸人の名を明かしている。
この日の動画では、かねてコラボを切望してきたスピードワゴン・井戸田潤をゲストに迎え、「本音対談」と銘打った様々な“ぶっちゃけトーク”を披露。中でも、雨上がり決死隊が東京でブレイクできず、名古屋での仕事がメインだった下積み時代を回想したエピソードが物議を醸している。
大阪で人気芸人として成り上がり、念願の東京進出を図った当時の雨上がり。しかし、「東京に引っ越したのに名古屋での仕事が増えた」とし、イマイチ波に乗ることができなかった当時を「雨上がり決死隊のドン底時代」だった表現した。
そうした状況の中、東京で唯一準レギュラーを任されていた「リングの魂」(テレビ朝日系)でMCだったウッチャンナンチャン・南原清隆から「名古屋芸人」と呼称され、イジられていたことを告白。宮迫は「天然素材でもリーダーで、昔からお山の大将気質やから、あんまりイジられた経験が無かった」とし、「今は(南原のことが)大好き。今はもちろん大好き」と強調すると、「当時はマジで『こいつ、いつか殺したろうかな』って思っていた」と本音を明かしている。
また、番組収録前のトイレでも共演者の有吉弘行に南原の悪口をぶつけ、「いつかあいつ…」と愚痴をこぼしていたところ、「南原さんが“大”の方から出てこられた」と個室で会話を全て聞かれてしまっていたとのこと。しかし、南原は宮迫を一切咎めることなくトイレから出て行った。そんな南原を宮迫は「やっぱりプロやし、先輩でちゃんと大人」と、懐の深さに敬服していた。
「まさかの“本音筒抜け事件”を振り返った宮迫。その後は2人きりで話し合いの場を持つことで、結果的には南原と“大人のお店”に一緒に通うほどの関係を構築できたとも語っています。故郷の大阪を離れ、東京でくすぶっていた芸人にとって、その中間地点である“名古屋の芸人”だとイジられたことはたしかに屈辱的だったはず。ただ、先輩芸人を名指しで挙げ、“いつか殺したろうと思った”などと暴露するぶっちゃけトークには『殺すとか普通思わないし、過去のことだから言っても良いとかじゃない』『今は好きだけどとかフォローするなら最初から言うな』『ネットの誹謗中傷やなんかで言葉に敏感になってる時代によくそんな言葉使えるね』との批判がネット上に寄せられています。名古屋に住む人にとってもあまり気分の良いトークではないとの指摘も出ています」(エンタメ誌ライター)
将来的な地上波テレビ放送への復帰を目指しているのであれば、過激な言葉遣いは控えた方が良さそうだ。
(木村慎吾)