7月9日スタートのドラマ「時をかける少女」(日本テレビ系)に、往年の“時かけ”を知るファンから不満の声があがっている。7月1日には予告動画が解禁されたが、それを見た視聴者から「こんなの『時かけ』じゃない!」との声があがっているのだ。テレビ誌のライターが耳打ちする。
「最も不満が大きいのは、未来から来た研究者の深町翔平/ケン・ソゴルの役をSexy Zoneの菊池風磨が務めていること。クール系の深町を、おちゃらけキャラの菊池が演じても似合わないのは明らかで、ジャニーズによるゴリ押しだと不満続出なのです」
「時かけ」では何回もの実写化やアニメ化を通して深町のイメージが形作られてきており、それを壊す配役に不満の声があがるのも当然だろう。しかも本作では、その深町を演じる菊池にこれまでの「時かけ」作品にはない出番も与えられているというのだ。
「制作側によると、本ドラマでは深町側から見たストーリーも深く丁寧に描かれるとか。新たな切り口と言えなくもないですが、菊池の出番を増やすための口実と受け止めるファンは多く、内容そのものに不安が高まっている状況です。そもそも『時かけ』はヒロインあっての物語なんですから、それを壊すような演出は誰も望んでいないはずです」(前出・テレビ誌ライター)
せめてもの救いは、ヒロインを務める黒島結菜に「2016年版の原田知世」との期待感が集まっていることか。制作側にはぜひ、黒島が視聴者の記憶に残るような作品作りをお願いしたいものだ。
(金田麻有)