スタート前は期待されていた月9ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(フジテレビ系)が苦戦を強いられている。初回視聴率も9.0%と2ケタに届かず、その後は7.1%、7.5%、7.6%と7%台にとどまっている。主演の篠原涼子を支える脇役には、性別を問わず人気の高い石田ゆり子をはじめ、女性人気バツグンの高橋一生、田中圭、千葉雄大らで固めているというのにどうしたことだろう。
「いちばんの原因は高橋の間違った扱い方ではないでしょうか。高橋が演じている藤堂誠は、政治家一家に生まれたプリンスでありながら裏の顔を持ち、毎回オトナの接客専門女性を部屋に呼んではイチャイチャするシーンが描かれています。しかも高橋が上半身に着ていた衣装を脱ぐシーンが必ずある。ネット上ではこの演出に『高橋を脱がせておけば女性視聴者は喜ぶはずという、安直な思惑が透けて見える』という批判の声が続出しています。高橋は15年7月期ドラマ『民王』(テレビ朝日系)で堅く冷徹に見えて実は熱い秘書・貝原を演じ、人気に火が点きました。このドラマに高橋の艶っぽいシーンはゼロ。今年3月1日発売の『an・an』(マガジンハウス)では一糸まとわぬ姿の表紙やグラビアを展開して話題になりましたが、この時も『高橋にこういう姿は望んでいない』といった声が噴出しました。つまり女性ファンは高橋に“わかりやすい艶”は求めていないんです。“お堅い人”に見える男が、ふとした瞬間に見せる柔らかな表情や感情のほとばしりに色香を感じたいんです」(女性誌ライター)
視聴率を獲得するために脱がされたと思われても仕方がない高橋。しかしそれは“脱ぎ損”なのかも。