作家でエッセイストの阿川佐和子が63歳にして結婚したことを5月18日発売の週刊文春誌上で発表した。報道各社にも「穏やかに老後を過ごしていければ幸いかと存じます」とのコメントを出している。お相手は6歳年上の元慶應大学教授のS氏。すでに同居生活に入っているという。
じつは2人のロマンスは週刊誌で何度か報じられている。週刊新潮2014年11月6日号では「『阿川佐和子』白髪紳士と『純愛宣言』」と題し、2人が阿川のマンションに入っていく写真を掲載。昨年暮れには写真週刊誌FLASHと女性セブンが立て続けに、阿川が結婚間近であることを伝えている。
当時の記事によれば、2人が出会ったのは30年も前で、元々阿川はS家と家族ぐるみの付き合いだった。S氏の奥さんも阿川の友人だったのだが、離婚が成立したことで、関係が大きく進展したという。これだけを読めばほのぼのしたオメデタ話と思えるが、内実はもっとウエットだという。
「阿川さんとSさんの仲は業界では知られた話。Sさんとは、彼が離婚前から親しくしていたことを阿川さんも手記で認めています。もし当時から恋愛関係にあったとすれば、文春流に言えばゲス不貞からの略奪婚となりますね。ただ、売れっ子作家の阿川さんを週刊誌でスキャンダラスに書くわけにはいかない。そこで熟年大人婚、結婚できないキャラ返上などとお茶を濁しているわけです」(出版関係者)
阿川が報道各社に送ったFAXは「マスコミの皆様におかれましては、恐縮ながら、この一文をもってご了解いただけますよう、どうかよろしくお願い申し上げます」という言葉で締められている。
余計な詮索をするなという意味に受け取るのは、ひねくれすぎだろうか。