「紅白歌合戦」へ5度目の出場を果たしたSexyZone。2017年はソロ活動も盛んで、歌にドラマに映画にと、全員が多方面で活躍した。5人の中で“キラキラ王子”の座を不動にしているのが中島健人。キザなセリフを自然に口にできて、フレンドリーで爽やか。非の打ちどころがない王子様ぶりだが、しかし彼には思いもよらぬ暗い過去がある。
「小学生のころは自意識過剰、一匹狼だったそうです。そんな自分を変えたいと中学生になってからは学級委員を務め、合唱コンクールや体育祭など、学校行事にも積極的に参加したとか。ところがある朝『おはよう』と挨拶しても、クラス全員が無視。目を合わせてくれなかったそうです。彼に嫉妬していたクラスの番長格の男子が指図したそうで、前日まで普通に話していたクラスメイトが翌日、突然話してくれなくなった。これは相当ショックだったようです」(アイドル誌記者)
では中島は、どのようにしてこの過酷な環境から脱却できたのか? それは家族のサポートのおかげだった。
「すべてを包み隠さず、両親に打ち明けたそうです。すると、父の言葉で学校の外に自分の居場所があることを知った。同時に、そんな状況でも裏切らずに仲良くしつづけてくれた親友が、別のクラスに2人いたことも大きかった。その親友とは、アイドルになった今も変わらず親しいそうです」(前出・アイドル誌記者)
アイドルと学生の二足のワラジをはいていた時に「教室なんてちっぽけな世界だ」と悟った中島。鉄のハートでつらい経験を乗り越えてきたのだ。
(北村ともこ)