テレビ朝日放送のオーディション番組「今夜、誕生!音楽チャンプ」が3月をもって終了することがわかった。関ジャニ∞の村上信五と女優の黒木瞳をMCに起用し、鳴り物入りでスタートしたが、わずか半年で打ち切られることになる。報道によると「視聴率の低迷など、様々な要因を総合的に判断した」とのことだが、4月以降の新番組は未定だという。
ジャニーズの人気者が司会する番組がスピード終了するのは異例のこと。何があったのか気になるが、それ以上に視聴者が気を揉んでいるのは、同番組から彗星のごとく現れた“天才中学生”こと徳島の中学2年生・丸山純奈さんのデビュープロジェクトだ。
丸山さんは12月3日OAの「中高生制服チャンプ」で優勝。その時に歌ったスターダストレビューの「木蘭の涙」とクリス・ハートの「I LOVE YOU」の動画がYouTubeにアップされると、たちまち600万回も視聴された。1月28日には彼女のデビュープロジェクト第1弾が放送され、2曲の課題曲を歌い上げていたのだが……。
「デビュープロジェクトは5つの課題曲を披露して、審査員4人の合計点が80点以上であれば合格というもの。この日、彼女はプリンセスプリンセスの『M』と西田敏行の『もしもピアノが弾けたなら』を歌って見事クリア。丸山さんの実力からすれば、今後も課題クリアするものと予想されます。何よりスタジオに参列したレコード会社担当者が熱視線を送っていますし、世間の人気を考えると、彼女のデビューは既定路線でしょう。おそらく、丸山さんのデビューをもって番組フィナーレとなるのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
ただ、残り放送回数を考えると、他の挑戦者が5週勝ち抜きという条件をクリアして歌手デビューすることは難しそう。一部では大いに注目された番組だが、1人の天才シンガーを発掘して使命を終えることになるのかもしれない。