9月17日に放送された日曜劇場「VIVANT」(TBS系)最終回の世帯平均視聴率が19.6%、個人視聴率が12.9%だったことがわかった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
「第9話の世帯平均視聴率14.9%から4.7ポイントと大幅に上昇し、全話を通して最高の数字になりました。様々な伏線がどう回収されるのか、視聴者からの注目が非常に高かったことを裏付ける結果でしょう」(テレビ誌ライター)
番組終了後に各出演者が更新したSNSの投稿内容も注目のマトだ。バルカ警察のチンギスを演じたモンゴル人俳優・バルサラハガバ・バタボルドは18日、自身のインスタグラムを更新。
「日本とモンゴルで撮影されたVIVANTドラマの最終回が昨日だった。子供の時に楽しかった子供キャンプから町に戻る寂しい気分になってしまった。楽しかった日々、仲良くなった友達と別れる瞬間を思い出して寂しくなるその気分に戻った」
と、心境をモンゴル語と日本語で綴った。
主人公・乃木憂助(堺雅人)と丸菱商事の同期で、実はテロ組織・テントのモニターだった山本巧役の迫田孝也は18日、自身のX(旧ツイッター)に「おはようございます。比べものにならないくらい愚鈍なモニター山本巧こと迫田孝也です」と投稿。
最終回で乃木に「山本とは比べ物にならないほど優秀な諜報員が日本の中枢に入り込んでいる可能性がある」と、優秀でないと評されてしまったことを根に持った(?)ような発言でファンを沸かせた。
一方、テントのリーダーであるノゴーン・ベキ(役所広司)の息子同様でテントのナンバー2・ノコル役の二宮和也は17日、最終回終了直後に自身のXを更新。「ジャミーンが野崎に懐かなかったのは…」と投稿しているが、「この件は最終回の後に残った疑問点のひとつ」と語るのは、前出のテレビ誌ライター。
「善人と悪人を見分ける力のあるジャミーン(ナンディン・エルデネ・ホンゴルズラ)が野崎守(阿部寛)は善人だと感じていないのでしょうか。『野崎は本当は悪人?』『これは続編決定でしょう。次作の最大の敵は野崎?』と、SNSは次回作への期待に盛り上がっています。ラストシーンで乃木と柚木薫(二階堂ふみ)が抱き合ったシーンで、乃木は監視カメラのようなものが設置されていることに気づき警戒する表情に。そして一番最後、乃木を見送る野崎がニヤリと笑った意味は…。やはり次回作がすでに決定してるのでしょう」
「VIVANT」の次回作については、12日発売の「女性自身」が「映画やスペシャルドラマではなく、2025年7月期の日曜劇場枠になるのではと報じている。
「最終回で憂助に射殺された、ベキこと憂助の実父・乃木卓が実は生きているのではという考察がSNS上ではなされています。別班の仲間を射殺したと見せかけ、実はそれぞれ急所を外していたという憂助の射撃の腕前ですから、ベキたち3人も同様、実は急所を外して生かしておいたのではというのです。第2弾が放送されるなら、やはりベキはキーポイントになりますからね」(前出・テレビ誌ライター)
こうした“未回収”だった疑問点は、やはり続編への伏線なのだろうか?
(石見剣)