歌手で俳優のGACKTが現在公開中の主演映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」の宣伝のためバラエティー番組の「人志松本の酒のツマミになる話」や「突然ですが占ってもいいですか」「ぽかぽか」(いずれもフジテレビ系)などに出演しまくった。それが奏功したこともあってか、同映画は大ヒットとなっている。興行収入は前作を超えることは確実とも言われ、製作委員会の幹事社を務めているフジテレビは大いに沸いているという。それは結構なことではあるのだが、さる芸能関係者は、手厳しい指摘をする。こう話す。
「いつの間にかシレっと芸能界に復帰しているGACKTと彼を起用するフジテレビにSNS上ではバッシングが渦巻いていますよ。というのも、広告塔も務めていた仮想通貨『SPINDLE(スピンドル)』で、GACKTは大儲けしたものの多くの投資家が大損を強いられたことで出資詐欺疑惑が浮上。一部投資家が返済を求めたが、GACKTは説明責任を果たさず病気を理由に逃亡。いまだにこの疑惑の全容は明らかになっていませんし、広告塔となっていたGACKTの口から詳細は語られていないんです」
その病気療養中には中部地方在住の既婚女性と不倫していたとも「週刊文春」で報じられた。同誌によれば、その既婚女性は東京のGACKTの自宅を訪れたほか「名古屋マリオットアソシアホテル」に宿泊して肉体関係を持ったという。
「これだけ厳しくコンプライアンスが問われる時代にGACKTだけが不問に付されています。キャスティングするテレビ局もテレビ局ですが、GACKTを異常に持ち上げてトークを展開するバラエティー番組の共演者たちの態度も問題でしょう。仮想通貨や不倫問題について誰もイジらない、ツッコまないことにイラ立っている視聴者も少なくないですよ」(前出・芸能関係者)
疑惑だらけでグレーなところがキャラとしてとらえられ「価値」にすらなっているGACKT。だが、スキャンダルの規模は大きいだけに、嵐が過ぎ去ったかのようにふるまう前に、やはり多くの怒りの声が噴出している疑惑には誠実に答えて説明すべきではないか。
(佐藤恵)