黒島結菜「絶対零度」爆死で続く低視聴率女優イメージ、上戸彩・川口春奈の“逆転ブレイク”はまだ遠い?
沢口靖子が主演を務める“月9”ドラマ「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」(フジテレビ系)の第4話が10月27日に放送され、平均世帯視聴率は5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。初回の6.5%から数字を落とし、今クールの月9ドラマとしては“ワースト圏”に突入しかねない低迷ぶり。これまで上戸彩、沢村一樹が主演を務めたシリーズの5作目として注目を集めたが、ネット上では「これは絶対零度じゃない」「沢口さんの演技が空回り」など辛口の声が相次いでいる。
そんな中、同作に出演する黒島結菜にも視線が集まっている。
「黒島が演じるのは、情報犯罪特命対策室の調査官で元システムエンジニア。ひとりで黙々と作業するのが好きなマイペースな性格という役どころです。髪を茶色に染め、クールな装いで登場する姿には『ちむどんどんの印象と全然違う』『こんな黒島さん初めて見た』とSNSでは驚きの声もあがっています」(テレビ誌記者)
しかしその一方で、ドラマ自体の視聴率不振が続くことから、“黒島の復帰作”としては少々苦しい船出に…。
「黒島さんが連続ドラマに出演するのは2022年の『クロサギ』(TBS系)以来、約3年ぶりです。昨年、俳優の宮沢氷魚さんとの事実婚と出産を発表しており、育児を経ての本格復帰作となりました。演技には安定感がありますが、NHK朝ドラの『ちむどんどん』の印象をいまだに引きずっているのも事実。あの作品ではヒロインとして抜擢されたものの、物語の展開や人物描写への不満が噴出し、SNSには“ちむどんどん反省会”というハッシュタグまで登場しました。黒島さんが演じたヒロインの奔放さや感情的な言動が、視聴者のイライラを買ってしまったんです」(前出・テレビ誌記者)
その“負のイメージ”は、今も完全には払拭されていないようだ。しかし、過去には“低視聴率女優”のレッテルから見事にイメージを上書きしたケースもある。
「上戸彩は2003年のドラマ『ひと夏のパパへ』(TBS系)が3%台の低視聴率で打ち切りとなり、“低視聴率の女王”とまで言われましたが、その後『半沢直樹』で堺雅人の妻役を好演し、完全復活を果たしました。川口春奈も13年の『夫のカノジョ』(TBS系)が平均3.0%という歴史的ワースト記録となってしまいましたが、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』や『silent』(フジ系)での成功を経て、今では確かな演技派として再評価されています。この2人に共通していたのは、“主役へのこだわりを捨てたこと”。上戸は妻役や母親役でリアルな演技を磨き、川口は脇役でも存在感を発揮するスタンスに切り替えた。黒島も『絶対零度』のように主演のほかスポットの当たるキャストが複数登場するような“アンサンブル作品”の一員として経験を積むことが、再浮上のカギになるとは思いますが、上戸や川口のように世間の評価を覆すには、まだ時間がかかりそうです」(テレビ関係者)
朝ドラヒロインから月9ドラマへの復帰という王道のキャリアパスながら、今のところ結果がついてきていない黒島。“逆転ブレイク”の瞬間は、もう少し先になりそうだ。
