みなさんは、「ビニール肌」というのを聞いたことがありますか? 翻訳家の平野卿子さんの著書「最新版 肌断食 スキンケア、やめました」(河出書房新社刊)によると、キメがなくなってしまった、ビニールのような肌を「ビニール肌」というのだとか。
具体的には、萎縮し、細胞分裂が停止、ツルツル・ピカピカの状態の肌のこと。ツルツルしているのならよいのでは?と思うかもしれませんが、実は“きれいな肌”とは、赤ちゃんのような、皮つきの桃の表面のような肌のことをいうそうで、ビニール肌は、必要な角質層までもが剥がれて、不自然な艶が出た状態のようです。
では、なぜビニール肌になってしまうのでしょうか? 多くの医師は、刺激の強い間違ったスキンケアに言及されています。その他、長時間のメイクやピーリングなども原因なんだそう。そして、ビニール肌はトラブルを起こしやすく、とくに刺激の多い洗顔に弱いようです。なので、予防や対策として、洗浄力の強いものは避け、洗い過ぎは避けたいものです。もちろん、たっぷりの保湿や、生活・食習慣も大切なようですよ。
日頃から、肌のことを思うがゆえにゴシゴシきれいに洗ってしまいがちですが、肌トラブルを招く「ビニール肌」にならないよう、刺激を少なくしつつも、しっかりと汚れや必要な分だけ皮脂を取ることが重要といえそうですね。