いつの間にか芸人枠から女優枠へとシフトしていたブルゾンちえみ。お笑いネタを披露する機会はすっかり減ったが、女優としては昨年7~8月上演の「フローズン・ビーチ」で舞台に初挑戦したほか、10月には松岡茉優の主演映画「蜜蜂と遠雷」にてスクリーンデビューも果たしている。だが女優転身は本人が望むほどに順調というわけでもないようだ。
「17年4月期の『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)では、桐谷美玲や水川あさみと共に物語の中核をなす準主役的な立場で鮮烈なドラマデビューを果たしたものの、おなじみのメイクがなければ地味すぎて華がないことを露呈。18年7月期には『サバイバル・ウェディング』(日本テレビ系)でチョイ役をもらえたものの、それ以降はお声が掛からないのが実情です。彼女を『おもしろ荘』で見いだした日テレには可愛がってもらい、19年4月からは『ヒルナンデス!』の水曜レギュラーという絶好の仕事をもらいましたが、滝菜月アナと一緒の海外ロケでは笑いを取れそうなネタをすべて回避。ラグビー発祥の地でスクラムに挑戦するシーンでは『恥ずかしい』『女子がやることじゃない』とやる気ゼロのリアクションを見せ、街ロケでモデルばりに私服で練り歩く姿には視聴者からも呆れ声があがりました」(芸能ライター)
4月の番組改編ではレギュラー降板も噂されているブルゾン。だが3月5~6日には初の単独ライブ「ブルゾンちえみ本能ライブ~記憶のこたえあわせ~」を開催し、前売りチケットも完売するなどまだまだ人気はありそうだが…。
「完売とはいっても500人キャパのホールなので、1000枚を売り切ったということ。ポストカードやポスターといったオリジナルグッズには“with B”ことブリリアンも登場しており、ブリリアン目当ての客も少なくないはずです。しかもブレイクから丸3年以上経っての初単独ライブというのも解せないところ。時機を逸した感は否めず、まだ知名度のあるうちに一花咲かせておこうと考えたのかもしれません」(前出・芸能ライター)
そんなブルゾンは、事務所からもぞんざいな扱いを受けているというのだ。芸能ライターが続ける。
「事務所公式サイトでは17年末ごろから、ブルゾンの出演情報がほとんど更新されていません。さすがに単独ライブの告知は載っているものの、それ以前の“NEWS”は2017年7月6日の『ぐるぐるナインティナイン』出演という有様。レギュラー出演している『ヒルナンデス!』についての記載すらないのですから、まさに放置プレーです。他の所属タレントでは18年や19年の情報もちゃんと載っているので、ブルゾンだけが知名度に反して放置されていることになり、それが彼女の現状を示しているのかもしれません」
果たして3月の単独ライブはどれほどの話題になっていることだろうか。
(白根麻子)