A.B.C-Z・河合郁人が2月20日放送の「ワイドナショー」（フジテレビ系）にMCとして出演。その働きぶりを絶賛する声が相次いでいる。
同番組では、13日放送の出演者だったお笑いコンビ・Aマッソの加納、フリーアナウンサー・石井亮次、同局・山崎夕貴アナに加え、MCの東野幸治、ダウンタウン・松本人志らが新型コロナウイルス感染を発表するなど、多くの陽性者が出る事態となっていた。
そうした状況下において、この日の放送では、東野の代打MCとして河合が、松本の代わりにはタレント・ヒロミが出演することに。
冒頭から、河合は「おはようございます。ワイドナショーのお時間でございます。不思議な空気の中で‥‥」と元気よく挨拶したが、ヒロミから「お前、緊張しすぎだよ」とのツッコミを頂戴。また、「本日は東野さんがコロナ陽性ということで、なぜか僕が代役MCなんですけど、大丈夫ですかね？」と問いかけると、ヒロミは「大丈夫か大丈夫じゃないかじゃなくて、やるしかないんだよ！」とレギュラー陣不在の危機的状況を乗り越えられるよう気合を入れていた。
この日のパネラー出演者である泉谷しげるは、番組冒頭では、東野の代打に河合という人選について「納得できない」と不満顔だったが、そつのない潤滑な進行を見せた河合の姿に意見を一変。終盤には「河合の司会は理想的だなと。司会者が主張しちゃうとダメなんで、引いてるくらいのほうが（良い）」「司会者はこうあるべき」と大絶賛。これにヒロミも「東野は出てくるんだよね。誘導すんのよ。普段、俺たち誘導されてんのよ」と東野と河合の進行ぶりを比較した。
「放送後、このやり取りを見ていた東野本人がツイッターを更新し、『ワイドナショーお疲れ様でした！これからは誘導しないように仕事したいと思います！』とツイート。また、番組の顔である松本人志も『ワイドナショー。出演の皆様ありがとうございました。MC東野から河合くんに交代説』と煽るような投稿でネット上を盛り上げています。共演者からの絶賛を獲得し、東野本人の“反省”を促した河合の進行ぶりには世間からも『河合くん、見事な代打MCでした。合格点をあげてもいいと思いました』『これはこれでアリだと思います』『河合くんの頑張りは画面を通して伝わってきましたよ！』と好意的な声があったほか、松本による『MC東野から河合くんに交代説』とのつぶやきにも、ファンから『松本さん、嬉しいことを』『優しいお言葉ありがたいですね』『河合くんファン歓喜』『最高の褒め言葉』『河合くん、よかったね！』といった歓声が寄せられました」（テレビ誌ライター）
なお、多くのコロナ陽性者が発生し、“ワイドナクラスター”ともささやかれた同番組では、各出演者のディスタンスを普段以上に確保しながら、感染対策をより徹底するなど、予防策への配慮を見せていた。
番組史上最大のピンチとも言える今回の放送だったが、河合の“誘導しない”進行術が輝き、レギュラー陣もスタッフもひと安心の出来栄えだったと言えるだろう。
（木村慎吾）
