10月から織田裕二主演のテレビドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」(TBS系)が日曜9時台にスタートする。同ドラマは織田以外に土屋太鳳、ディーン・フジオカ、中谷美紀など、豪華キャストが集結するとあって高視聴率が期待されているという。
「『IQ246』は、主人公演じる織田が、膨大な知識と鮮やかな推理で難事件を解決していく1話完結型のミステリードラマです。本作はキャストの豪華さだけでなく、演出は高視聴率を連発した『99.9-刑事専門弁護士-』のスタッフが手掛けています。そのため制作側は、事件モノで1話完結という見やすさ、そして笑える小ネタなど、『99.9』で行った定石のパターンを今作でも用いることで、安定した視聴率を狙うようです」(テレビ誌記者)
そんな主役級のキャストとコミカルな内容で、視聴率2ケタは間違いないと言われる「IQ246」。しかしその一方、裏のフジテレビドラマで主役を務める玉木宏が窮地に追い込まれているという。
「玉木といえば、NHKの朝ドラ『あさが来た』の演技が好評を博し、女性ファンを急増させました。しかし、その後に主演を演じた映画『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』は興収が奮わず初週からトップ10圏外。そして秋からの新ドラマ『キャリア』(フジテレビ系)でも主演を務めますが、共演者が瀧本美織、高嶋政宏と地味すぎること、そして放送時間が豪華キャストの『IQ246』の裏であることなどから、かなり低い視聴率を叩き出す可能性があるのです」(前出・テレビ誌記者)
今年から新設されたフジの日曜9時ドラマだが、これまで放送された「OUR HOUSE」「HOPE~期待ゼロの新入社員~」は、視聴率3~6%台を記録し、大爆死が続いている。もし玉木主演ドラマも、これらのような悲惨な結果となれば、フジは早くも日曜ドラマ枠から撤退する可能性もありそうだ。
(森嶋時生)