7月スタートの連ドラのなかで、最後まで低視聴率から脱け出せなかった「神の舌を持つ男」(TBS系)が、最終回の放送後になってにわかに話題になっている。なんと、すでに映画化が決定しているというのだ。
舐めたものの成分を分析して、事件を解決に導く主人公が2人の仲間とともに、唯一成分がわからないキスをした相手である温泉芸者のミヤビを探す旅を続けるというこのドラマ。軽妙なトークの掛け合いや荒唐無稽な登場人物など、監督であるヒットメーカー・堤幸彦の個性が色濃く表れている作品であったが、フタを開ければ評価は低く、最終回も視聴率4.8%と大惨敗のうちに幕を閉じた。なぜそんなドラマを映画化することになったのか。
「することになったというよりも、初めからすることが決まっていました。ドラマが放送される前の6月中旬から撮影が行われていましたからね。それゆえに、ドラマがここまで爆死することは想定外だったでしょう。数字が出た時点では、すでに後には引けない状況だったのです」(テレビ誌記者)
映画版には、レギュラーメンバーに加えて木村多江、市原隼人、財前直見、黒谷友香らが出演するが、ネット上では「映画化して大丈夫?」「お金払ってまで観ようとは思わない」「大画面で向井の気持ち悪い舌は見るに堪えない」など否定的な意見が多い。
公開は12月3日だが、すでにドラマ版以上の大爆死となりそうな気配だ。