「僕もついに30代に突入してしまったんですね。もっとも、グループの中で末っ子というポジションは永遠に変わらないんですが(笑)」
最年少の後上翔太(30)は、笑顔を交えて言う。他のメンバーのように戦隊ヒーロー出身ではなく、しかも、大学生の時に加入したという特別な入り口だった。
「当時、所属していた事務所の経営陣に呼び出されて、なぜか社長のソファに座らされて、PVを見せられたんです。それが『純烈』の前身だった『カズ酒井と東京ダンディ』の映像。正直、ちょっとダサいなと思ったんですが(笑)、社長に『どうだ?』と聞かれたら『渋くてカッコいいですね』と答えざるを得ない。そしたらメンバーの数が足りないというので、加入することになりました」
リーダーの酒井一圭と面談すると「二足のワラジはダメだ、学校辞められるよね?」と言われた。後上は親にも相談せず、これを了承。ただ、その直後に「針のむしろ」が待ち受けていた。
「まだ結成当初は仕事もあまりないですから、学校は辞めているのに週5日は家にいる状態ですよ。今でこそ親父も健康センターのライブを観に来てくれますが、あの頃はツラかったですね」
雌伏の日々を乗り越え、今では熱狂的なファンに迎えられるようになった。ふれあいがモットーの純烈には、名物とも呼べる人も少なくない。
「僕らが知らない3カ月先のスケジュールを教えていただくこともありますし、同じCDを1600枚も買ってくれた方もいました。それこそ、CDを敷いた海で眠れるくらいに(笑)。そこまでの熱意は、裏切っちゃいけないとつくづく思いますね」
そんな「純烈」の魅力あふれるフォトと詳細インタビューは全国のセブンイレブンで発売中の「Asa-Jo Premium(アサジョプレミアム)」にて掲載されているので、ぜひチェックしてみてはいかがか。