2月12日の「幸福の科学」出家宣言以降、世間を騒がせっぱなしの清水富美加。仕事を投げ出したことを批判する芸能人も多いが、騒動以前の清水に対しては、業界からの評判は極めてよかったという。テレビ関係者が言う。
「NHK朝ドラ『まれ』で主人公の親友役を演じ、女優として注目されましたが、バラエティ番組に呼ばれるようになると、その対応力に芸人たちからラブコールが殺到しました」
そんな彼女にガチで虜になったのが、15年9月に放送された「人生が変わる1分間の深イイ話 花形職業は本当に幸せなのか2時間SP!」(日本テレビ系)にゲスト出演した作家の羽田圭介だった。
「難しい作家哲学を語る羽田のVTRに対し、同じくゲストの仲間由紀恵は『書くということ、そのために努力していらっしゃるんだなって姿を知れたのは、よかったなと思います』と上っ面なコメントをするのが精一杯。羽田も『それで本を買ってくれるんですかね』と腑に落ちない様子でした。一方、清水は『締めくくりが快楽と苦しみの中を生きてっていう。永遠の人間のテーマの中で、あんなになりながらもしっかり生きているって感じがして、生命力で勇気をもらった』と羽田の哲学を汲んだみごとなコメントを披露。羽田は満面の笑顔で『番号とか教えてくれますか?』と思わず本音が出てしまったのが印象的でした。清水が仲間を公開処刑し、スタジオの空気を全て持っていった瞬間でしたね」(前出・テレビ関係者)
引退を表明した清水だが、業界関係者から「惜しい」との声があがるのもうなずけるエピソードだ。
(有江梨子)