2月6日、女優の内田有紀がトーク番組「ごごナマ」(NHK総合)に出演。トレードマークでもあった“ショートカット”の誕生秘話を語り、話題を呼んでいる。
「そもそもなぜショートカットになったのかという質問に対して内田は、当時同じ事務所の先輩に『有紀ちゃん、ショートカット似合いそうだよね』と言われた一言がきっかけだったと明かしました」(番組関係者)
しかも内田は、その日のうちに美容室へ行き、胸まであった髪をばっさりカット。ところが当時、オファーが来ていた仕事はロングヘアが条件だったため、“約束が違う”と揉めそうになったと、内田は苦笑交じりに話していた。しかしこの時、ショートカットにしていなければ、内田のブレイクはなかったと芸能関係者は語る。
「女の子らしいロングヘアが受けると思われていた時代に、内田の茶髪ショートヘアに小麦色の肌は斬新でした。そのボーイッシュな魅力が人気を呼び、1992年にドラマ『その時、ハートは盗まれた』で女優デビューするや、たちまち大人気に。その後も『時をかける少女』『17歳』(いずれもフジテレビ系)で主役を演じスターダムを駆け上がりました。当時は内田に憧れて、美容室で『内田有紀カットで』と注文をする女性客も多かったですね」(女性誌デスク)
「ごごナマ」を見た視聴者からも〈今思えば内田有紀の影響でショートカット好きになったのかも〉〈こんなにもショートの似合う人はいないと思った〉〈20年くらい前は女性のほとんどが「内田有紀みたいなショートヘアにして」と美容院に行くのマジで流行ってたな~〉など、多くのコメントが寄せられた。
「そんな内田が一昨年、同じくショートヘアで一世を風靡した広末涼子とドラマ『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)でダブル主演。いきさつを知るファンは“神キャスティング”と喝采を送っていました」(前出・女性誌デスク)
内田は、2月17日に放送されるスペシャルドラマ「荒神」(NHK BSプレミアム)に主演している。このドラマはエンターテイメント時代劇だけにショートヘアというわけにはいかないが、年齢を重ねさらに艶を増した内田の演技に期待したい。
(窪田史郎)