広瀬すず、朝ドラ「なつぞら」に繋がった“あの大爆死主演ドラマ”の海外評価

 4月から始まるNHK連続テレビ小説「なつぞら」の第1週完成試写会が3月6日に行われ、主演する広瀬すずも出席。朝ドラ100作目を迎える作品に多くの関心が集まった。

「このドラマは太平洋戦争末期に東京で孤児になり、北海道で酪農を営む父の友人・柴田家に引き取られたヒロイン・奥原なつが成長して、アニメの世界に飛び込む姿を描くストーリー。記念すべき朝ドラ100作目の作品ですが、当の広瀬は『良くも悪くもプレッシャーはあまり感じていない』とコメントしています。2015年にはカンヌ国際映画祭にも出品された映画『海街diary』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2016年には映画『ちはやふる-上の句-』で同映画祭の優秀主演女優賞、さらに2017年には映画『三度目の殺人』では最優秀助演女優賞を獲得。弱冠二十歳にして、すでに大物女優の風格すら漂っていますね」(テレビ誌記者)

 完成試写会には、なつの育ての母親・富士子役を演じる女優・松嶋菜々子も出席。その席で「私は覚えるだけで精一杯でしたが、すずちゃんはセリフ覚えが良くて頼もしい。安定感がハンパじゃない」とコメントしている。

「松嶋は、1996年の朝ドラ『ひまわり』のヒロイン。今回の朝ドラには100回記念ということもあり、1988年『純ちゃんの応援歌』のヒロイン・山口智子、さらに2007年『どんと晴れ』のヒロイン・比嘉愛未も出演。考えてみれば、これだけの大物を従え100作目のヒロインに迎えられたということで、広瀬すずの高い評価をうかがい知ることができますね」(女性誌記者)

 広瀬は昨年、1月期に放送された連ドラ「anone」にも出演。話題作でありながら、平均視聴率6.1%と大爆死の惨敗をしている。連ドラの主演女優として、疑問を投げかける声も上がっていた。

「ところがこのドラマが、昨年10月にフランス・カンヌで開催された世界最大規模の国際テレビ番組見本市(MIPCOM2018)でグランプリを受賞。広瀬自身も『私にとって、支えになっている作品(中略)放送は終わっていますが、これからももっとたくさんの方に届いて欲しいドラマです』とコメントを寄せています。視聴率には恵まれませんでしたが、世界的な評価が自信にも繋がったようです」(前出・テレビ誌記者)

 朝ドラ100作目のプレッシャーをはねのけ、一体どんな演技を見せてくれるのか。4月からの放送が今から楽しみだ。

(窪田史朗)

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