危機感ありますか?独身時代に貯金ができない理由

 メディア運営などを行っているタンタカが2020年5月、貯金10万円以下の独身男女487名を対象に行ったアンケート調査の結果、13.8%が貯金「0円」と回答し、「7~10万円」が33.1%、「1~3万円未満」が17.9%、「5~7万円未満」が18.7%、「3~5万円未満」が16.6%となったそうです。

 回答者の属性は「正社員」が179人(36.8%)、「パート・アルバイト」が88人(18.1%)、「契約社員」が38人(7.8%)、「派遣社員」が43人(8.8%)、「個人事業主(フリーランス含む)」が55人(11.3%)、「公務員」が4人(0.8%)、「無職」が35人(7.2%)、「学生」が30人(6.2%)「その他」が15人(3.1%)でした。月収は「15~20万円」(24.8%)との回答が最も多く、これに「20~30万円」「10~15万円」(共に18.7%)が続きました。

「貯金がなかなかできない理由」としては、「給料(収入)が少なすぎる」(32.6%)、「欲しいものをすぐに買ってしまう」(14.3%)、「家賃が高い」(9.8%)などの意見が多く寄せられたそう。貯蓄するに十分な収入がないだけでなく、出費がかさんでいることも大きな原因のようです。

 社会人になってすぐは、引っ越しや新生活に必要なものの購入など、初期費用がかさみがちです。また、仕事を覚えることに精一杯になって節約や家計管理に気が回らなかったり、キャリアアップのために自己投資をしたりする人もいるでしょう。

 筆者の周りのやりくり上手な人にも、「結婚や出産を機に、初めて家計管理に目覚めた。それまで貯金は0に近かった」と語る人も多いです。筆者自身も、家事や家計管理に時間をかけられるようになったのは、産休・育休がきっかけでした。休職をして自身の収入が減ったことで、「初めて危機感を覚えた」ということも大きな契機となっています。

 現在の収入・支出のバランスでは貯金が増えないという場合は、暮らし方や自己投資額を変更する必要があります。独身時代にはその覚悟をしにくいという点が、貯蓄を増やしにくい理由の一つかもしれません。独身時代にしかお金をかけられない楽しみもありますから、万一に備えて最低限の貯金ができるように調節しつつ、大きな貯金はライフステージの変化に応じて、という柔軟な考え方もありそうです。

(Nao Kiyota)

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