お笑いコンビ・EXITの兼近大樹が12月3日放送の「EXITV ~FODの新作・名作をPon!Pon!見せまくり!!~」(フジテレビ系)に出演し、同局「逃走中」における炎上の原因を分析した。
この日、ゲストには兼近に加え、同じく「逃走中」出演時の振る舞いで炎上した経験を持つユーチューバー・ヴァンゆんのゆんも同席。賞金が絡んだ同番組の性質上、どんな行動に走っても炎上してしまうリスクがあると話すと、りんたろー。が兼近に向けて「あなたは火の柱ですもんね。だいぶ燃えてましたよね?」と夏の炎上劇について言及した。
兼近は8月30日放送の「逃走中 ~真夏のハンターランド~」に出演した際、全てのミッションに協力しながらハンターからの逃げ切りを達成。賞金117万円を獲得するも、途中、ハンターに肉薄されながら、カメラが切り替わったと同時に華麗に逃げ切るシーンがあったことから、“ヤラセ疑惑”が浮上する事態となっていた。
ヴァンゆんのヴァンビは、兼近の逃げ切り達成までの経緯が出来すぎたシナリオだったと指摘し、「あまりにも勇者っぽい勝ち方というか、ちょっとヤラセなんじゃないの?みたいな」とコメントすると、兼近本人も「かっこよく勝ちすぎて炎上した」と分析。続けて、「ミッションに参加したら『カネに目がくらんだ』と炎上するし、ミッションに参加しなかったら『だせぇ』『何の為に出てんだよ』みたいな炎上するから」と語り、どう転んでも批判を受けるハメになるという。
「不自然に思えてしまうような“華麗すぎる”逃げ切りの場面があったことはたしかですが、ヴァンビが絶賛するように、あの放送回での兼近はまさに勇者のごとく大活躍をした上でのミッションクリアとなりました。全ての難解なミッションから逃げずに挑戦し、途中、タレントのゆきぽよに『ハンターいるから逃げて!』とアシストするなど、女性参加者を救う場面も披露。出来過ぎな展開となり、そうした姿への嫉妬の念から、揚げ足取りのような形で炎上したとも考えられます。吉本興業では初となるファンクラブも開設するほどの女性人気を誇るEXIT。中でも芸人離れしたハンサムなルックスの兼近はその人気がお笑い第七世代の中でも頭一つ抜けていることから、それを良く思わないアンチも一定数存在します。“かっこよく勝ちすぎて炎上した”という本人の自画自賛な表現もあながち間違ってはいないのかもしれません」(テレビ誌ライター)
“人気”では若手芸人界でトップに君臨する兼近だが、“実力”を測るM-1グランプリ2020では決勝戦進出は叶わず、予選で敗退。兼近は、あまりの人気ぶり故か「『こいつらのネタで笑うわけない』みたいな顔」をし、「意地でも笑わない」ように表情を変えなかった客がいたとも苦言を呈している。
“かっこよすぎる”ことは、時としてお笑いの世界では弊害となりうるのかもしれない。
(木村慎吾)