落語家の立川志らくが12月4日放送の「グッとラック!」(TBS系)に生出演し、前日に複数女性との不貞に関する謝罪会見を行ったお笑いタレントのアンジャッシュ・渡部建について言及している。
3日の19時、渡部は女性リポーターに囲まれる状況の中で、六本木地下の多目的トイレを利用した不貞行為を謝罪。途中、記者からは「相手女性に渡した1万円にはどんな意味があるのか?」「渡部さんにとって多目的トイレはどんな場所に映っていた?」などといった踏み込んだ質問もあり、最終的に会見は1時間40分もの長丁場となっていた。
「グッとラック!」では大部分をカットし、主要な質疑応答シーンのみを編集してダイジェスト放送したが、トータルで30分近くにも及び、志らくは「長い!」とコメント。「ハッキリ言ってだらしない会見。もっと芸人魂見せて、もっとシミュレーションすれば」としどろもどろで明確な回答ができていなかった渡部に物申した。
ただ、そんな渡部に矢継ぎ早に厳しい言葉を浴びせ続けたリポーター陣についても志らくは「記者はマッチの時にもこういうことやるのか? 芸人の時には正義振りかざして」と同じく不貞行為を犯したタレントの近藤真彦を引き合いに出しながら一蹴。渡部の過ちに関し、「人間的に最低、多目的トイレであんなことする、女性を人間として扱っていない、最低なことをしているけど、ホテルに出す金が勿体ないからああいう場所で済ませた、ただのスケベなやつ」と表現しつつ、「それをひき逃げしたみたいな、人でも殺したみたいな(扱いをしていた)。一つのいじめ。1時間何十分もやることじゃない」と集中砲火を続けた記者にも苦言を呈した。
「もちろん渡部が世間に対して大きな不快感を与えるようなスキャンダルを起こしたことは事実です。しかし、今回の会見ではリポーター陣が、“国民の知りたい事”ではなく、“渡部にとって答えづらい事”に重きを置いて質問をしていたようにすら映り、志らくはこれを『一つのいじめ』だと表現。ネットでは『マッチの時にもやるのか?』とのコメントを含め、一連の志らくの主張に対し、『よく言ってくれた。本当にそう思う』『マッチの時にもやるのか?は名言ですね』『別に渡部氏を許せとは言わないけど、反論できない芸人を寄ってたかって責めるのは見てて楽しくない』『おー。。すごい。まじでこれ言ったんだ。たしかにその通り』『志らく、よくぞ言ったな!』との好意的な反応が集まりました。ジャニーズタレントとお笑い芸人では、リポーターからの質問の“エグさ”に違いがあるという違和感を指摘した志らくは評価を上げたのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
自身も妻の不貞を報じられた過去がある志らくは、基本的に他のタレントの不貞報道には“我、関せず”とのスタンスを維持してきた。だが、今回の渡部の会見について「マッチの時にもやるのか?」と指摘したことは、多くの視聴者から支持を集めるものだったといえそうだ。
(木村慎吾)