中居正広が監修した絵本「♪ピンポンパンポンプー」(マガジンハウス)が、大ヒットを記録している。予約だけで10万部、累計発行部数は12.5万部を超えている。
「中居正広のニュースな会」(テレビ朝日系)から誕生した同著は、レギュラー出演中の劇団ひとりがキャラクターデザイン、作家で社会学者の古市憲寿氏が脚本、Kis-My-Ft2の宮田俊哉が宣伝隊長を務めた。
発端は、新型コロナウイルスによる自粛期間中に劇団ひとりが、ジャニーズ事務所から独立して個人事務所「のんびりなかい」を立ち上げた中居のために、3Dプリンターを使って勝手にロゴ入りグッズを作り続けたことだ。
主人公でカピバラの「のんちゃん&びりーくん」が、友情を見つめ直しながら、ほんとうに大事なものは何かを考えるハートウォーミングな内容。幼児向けキャラクター「のんちゃん&びりーくん」の市場デビューは、実はこの絵本が初めてではない。
「番組の公式グッズ第1号として昨年9月に、エコバッグがネット販売されていたのです。この時期すでに絵本のプランも毎週放送されていたため、エコバッグは1週間で4万個を売り上げるメガヒット。絵本出版後はさらに動き、セブンネットショッピングでは2月19日以降しか入手できない状態です」(週刊誌記者)
黒いエコバッグに中居は、「のんびりなかい」と署名しただけ。それでも爆売れとは、さすがスターだ。
エコバッグといえば同じく昨年、元SMAPで同級生の木村拓哉も世に送り出している。ネット番組「木村さ~~ん!」(GYAO!)とラジオ「木村拓哉Flow supported by GYAO!」(TOKYO FM)のコラボ商品で、中居と同じくデザインにはノータッチ。だが、企画会議に参加していた。
「3案あった中から、アメリカのスーパーマーケットのカートのなかにフードやドリンクが詰め込まれ、サンダルが床の上で脱がれているイラストを選びました。カートに入っているペットボトルにマスクを装着しようと立案したのは木村。惜しくも選考漏れした2案はのちに、ステッカーとTシャツとなりました」(前出・週刊誌記者)
木村発のエコバッグは、俗にいうトートバッグで布製。かわいさ重視の中居に比べると、用途が広く、普段使いもOKなおしゃれバッグに仕上がっている。
SMAPが解散して昨年の大みそかで丸4年。ここへきてエコバッグでつながるとは、不滅の友情の証か。
(北村ともこ)