4月4日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)にタレントの中居正広が出演。1月31日に放送された同番組でダウンタウンの松本人志が中居について“三点リーダー症候群”であると発言したことについて語った。
番組はこの日、3月24日に厚生労働省の職員23人が銀座の飲食店で深夜0時近くまでまで送別会を開いていた問題を取り上げ、中居は「きちっと(感染対策)やってる人はやってますし、感染防止してる店はしてますし」と前置きした上で、23人全員が何の疑問も持たずに送別会に参加したわけではなく、「これよくないよね、これ言ったほうがいいんじゃないかな」と大人数で送別会を行うことに違和感を持ちながらも、「でもそれやっぱり言えなかったのか」と、参加した職員の心の内を推察した。
中居は続けて、「その時に僕思い出しましたけど、去年の年末に松本さんと忘年会か新年会のどちらかをやろうと僕からお誘いして」、松本と話し合いの結果新年会をやることになったことを明かし、久しぶりの飲み会が楽しみな中居は、値段の高い酒を買ってスタンバイしていたことを明かした。
しかし大みそか、元日と日に日にコロナウイルス感染者が増加。「緊急事態宣言」という言葉も飛び交うようになり、「これは松本さん、どうでしょう…」と、新年会を開いていいものかどうかという話になったと説明。その上で「今回は新年会をやめましょう」という提案を、中居は松本に言うことができるし、松本に受け入れてもらえる関係性だったが、厚労省の職員達はそのようには「言えないんだなって」と立場を想像して言及したのだ。
これに対し松本は、「感染者増加傾向を受けて中居から『どうしましょう…』って言うから、『まあいろいろあるけど(新年会開いても)いいんじゃない?』と答えたけど、最終的に中居に『やめましょう』って言われた俺の立場は、すげえダサくない? 振り回された」とこぼして爆笑を誘った。
すると中居は「で、思い出したんですよ。三点リーダー」と、自身が出演していない回に松本が、中居からのメールには「…」が多用されていると暴露したことを思い起こし、「こんなに相応しい“てんてんてん”ないじゃん!」とぶちまけたのだ。
「1月31日の放送で、メールなどの文章の末尾が“三点リーダー”ばかりの人が多いという問題を取り上げました。『…』にいろいろな含みを持たせ、読んだ相手に察してもらおうという意図で使う人が多いようで、松本は中居からのメールで多用されていると明かしていました」(テレビ誌ライター)
自分から誘った新年会が、コロナ感染者急増で取りやめたほうがいいと思ったものの、誘った自分からやめるとは言い出しづらく、松本の口から「やめよう」と言ってほしくて「…」。そんな中居に対して松本は「俺はちょっと緩いのかな」と、少人数で短時間なら新年会しても大丈夫だろうと思っていたので、自分から「やめよう」とは言わなかった心境を明かしたのだった。
2人の新年会は中止となったが、微妙な意味合いを含む「…」は、気心が知れた間柄でも正確には伝わりにくいこともあるから、使用には注意が必要なのかもしれない…。
(石見剣)