4月23日に放送された「マツコ&有吉かりそめ天国」(テレビ朝日系)の2時間スペシャル内で、かつて同局の深夜帯で放送されていた「マツコ&有吉の怒り新党」が5年ぶりに復活。4月1日に結婚したタレントの有吉弘行とともに出演したフリーアナウンサーの夏目三久は、かつての共演者であるマツコ・デラックスから結婚に関する“質問攻め”に遭った。
「『怒り新党』は2011年4月に始まった深夜番組。『怒り新党』という架空の政党を舞台に、マツコ幹事長と有吉政調会長と秘書の夏目が視聴者から寄せられた怒りの声をジャッジするというスタイルで人気を博しました。この番組をきっかけに有吉さんと夏目さんは親交を深めましたが、2人の恋愛報道が出たことに夏目の所属事務所社長が激怒し、結果的に夏目さんは番組を降板したと報道されました」(芸能誌ライター)
そんな懐かしい「怒り新党」のセットにスタンバイする有吉と夏目の前に、マツコは純白のウエディングドレスで登場して爆笑を誘った。マツコは「だってこれくらいのことするしかないじゃないのよ」とぼやき、続けて「大変だったんだから、1日でこれ用意するの!」とまくし立て、夏目には「アンタがこれ着てくるのよ、本来は」とダメ出しして笑わせた。
するとここで、有吉は「このたび結婚いたしまして」と改めて報告。「すいません、報告遅れてしまって」とマツコに謝罪した。
「結婚発表の当日、マツコと有吉は『かりそめ天国』の収録日だったようですが、マツコさんが2人の結婚を知ったのは、収録後に事務所社長と一緒だった時にマネージャーからかかってきた電話だったようです。そのためマツコさんは『(有吉は収録中に)何で言わなかったんだろう』と寂しい気持ちになったみたいですね」(テレビ誌ライター)
有吉は「何回も(マツコの)楽屋伺ったんですよ。トイレ行く振りして何回もマツコさんの楽屋の前通ったけど、いつも誰かと談笑してらっしゃって、わざわざ人払いしてまで話すと、周囲に怪しまれるので」と、マツコに報告できなかった理由を明かし、夏目も「『伝えられずに帰ってきた』と、非常に悔いていました」と、その日の有吉の様子についてフォローしてみせた。
番組終了に際し、マツコは「意外と普通だったね、この空間が。すっと戻った」と、5年ぶりの3人の集合に違和感がなかったことを明かし、「いい関係だったんだね、3人」としみじみ。有吉が「なんなら10月までこのスタイルでやってもいいんですけど」と提案すると、マツコはスタジオの端で花束を持ってスタンバイしている「かりそめ天国」で進行を務める久保田直子・テレビ朝日アナウンサーのほうを向き、「泣いてるよ? 今から花束渡そうって人に。あの人これしかないんだから!」と、「怒り新党」が復活して「かりそめ天国」がなくなると、久保田の仕事がなくなるとイジって笑いを呼んだ。
マツコに「夏目ちゃん結婚、(『怒り新党』で夏目の後任だった)青山(愛・テレビ朝日元アナウンサー)さんは国連職員(国連難民高等弁務官事務所職員)でしょ? 久保田どうする?」と問われた久保田アナは「しがみつきます」と宣言して爆笑を誘った。
「マツコを含め3人が共演した番組を復活させての結婚報告は笑いにあふれ、成功したと言えそうですね。5年前に恋愛報道が出て番組を降板した件は夏目さんにとっては不本意だった部分もありそうで、今回の形で締めくくれたのはよかったのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
2人の末永い幸せを祈りたい。
(石見剣)