お笑いタレントの明石家さんまが5月29日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」(MBS)に出演し、自身がプロデュースを務めたアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」で声優起用したモデルのCocomiについて言及した。
6月11日の公開を予定し、さんまが企画・プロデュースという形で携わっている同作。5月26日には、主人公の娘・キクコ役で声優デビューを果たしたCocomiや、肉子役の女優で元妻の大竹しのぶらと完成報告イベントに出席していたさんまは、この日のラジオでその際の様子を振り返った。
さんまは「Cocoちゃんが持っている空気、雰囲気はすごい。あんまりコメントもしないけど、Cocoちゃんの存在ってすごいって、皆も言うんですよ」とCocomiの現場での評判のよさを明かし、「これは持って生まれたものやろ。だって初めてやからね、ああやって人前で喋るのは。それであの落ち着き」と絶賛。
当初は、緊張しやすいタイプだというCocomiをフォローするよう頼まれていたものの、いざイベントが始まると、「堂々とやった。急にあんだけの人数の記者に囲まれて、こっちではペラペラと喋るオッサンがマイクを持って離さない。緊張するやろうけど、それでも堂々と」と彼女のタフさに触れ、「すごい。これは生い立ちとかは関係なく」とも称えていた。
「Cocomiは、誰もが知る俳優の木村拓哉と歌手の工藤静香夫妻の長女。かねてアニメ好きを公言しており、モデルデビューから間もなく話題作での出番をゲットした格好ですが、同作にはCocomi以外にもさんまの元妻の大竹や、共演機会の多いタレントのマツコ・デラックスらもキャストに名を連ねています。また、木村とさんまも長く公私で親交を深めてきた背景があることから、同作でのCocomiの抜擢については“コネ中のコネ”だとする指摘も。加えて、今回のさんまによるCocomiへの絶賛評も相まって、ネットでは『忖度という言葉しか思いつかない』『大袈裟すぎる褒め言葉』『さんまがこんなこと言うと逆効果にしかならない』『さんまさんがおだてればおだてるほど、言うほどのものが何もないなぁ。逆効果だと思います』『持ち上げすぎて痛い』などのツッコミが集まりました。さんまは『生い立ちとは関係なく』、Cocomiの堂々たる振る舞いを『すごい』と褒めちぎりましたが、これにも『普通の生い立ちなら、こんな“初めて”をつかむことはできない』『一般人にとっては特別な娘さんではないから違和感しかない』などの反応が出ています」(芸能ライター)
世間からすれば、どうしてもCocomiの背後に木村や工藤の存在がチラついてしまうのは仕方のないこと。当面は、その強大すぎるバックボーンの存在に良くも悪くも注目が集まることにはなるだろうが、そのうちCocomi自身の魅力と実力に正当な評価がくだされることになる。そこからが、Cocomiのお手並み拝見ということなのかもしれない。
(木村慎吾)