コロナ禍を受け、関係がちょっと危うくなっている夫婦もあるのではないでしょうか。そんなときには、“夫婦の違い”について理解を深めてみるのもいいかもしれません。
アメリカの臨床心理学者で結婚カウンセラーのウィラード・ハーリさんの著書「夫の言い分 妻の言い分 理想的な結婚生活を続けるために」(かんき出版刊)によれば、自分の欲求を優先順位の高い順に並べてもらうと、ほとんどの場合夫と妻とでは、その優先順位が逆になるのだそう。
つまり、夫婦間では「自分がして欲しいこと」が「相手もして欲しいこと」とは限らないということなのです。お互いに見当違いの努力をしているのであれば、ちょっとツラいかもしれないですね。
ちなみに、結婚生活に必要な10項目は、「愛情表現、性的な満足、会話、趣味、誠実さ、魅力的でいること、 経済的な安心感、尊敬・賞賛の念、家族との時間、家事のサポート」とのことですが、夫婦では重要な5項目がそれぞれ異なるそうです。
具体例でいえば、家庭より仕事を優先させたり我が子よりも自分の趣味を優先させたりすることで、妻がイラだちを覚えることも。他にも、夫が妻より親を優先させてムカつくというケースもあるようです。
人によって違う、それぞれの優先順位。我が夫はどうなのか、そして自分自身のことを見極めてみるのもいいかも知れませんね。