俳優の佐藤健が9月14日、「Yahoo!ニュース」のインタビューに登場。自身のネットとの向き合い方や“孤独”について語った。
ツイッターもエゴサーチもしないという佐藤。ツイッターをしないのは「自分に興味がないから」、エゴサーチについては「出始めの頃は、いろいろ見てました。昔は結構悪口とか、アンチコメントがたくさん来ましたよ。ほとんどがそうだったと思う」と語りつつ、「『病みそうだからやめよう』とか思ったことはないんですよね。どちらかというと、そういうものを見ることに飽きてしまったんだと思う。それに、幸運なことに僕にはやるべきことがあったから」と明かした。佐藤は仕事に集中することで「余計なことを考えることも、誰かの言葉に右往左往することもなくて。何を言われようが、『今、自分の芝居をどれだけいいものにできるか、それだけを考えよう』っていうふうに思えた」と語った。
佐藤はさらにかつて自身が感じた“孤独”について言及。「僕は家族や友達に恵まれて育ちました。でも学生の頃、友達と仲良くしていても、なんか本音で言い合わない、つまり、何か隠しごとをしたり、嘘をついたりしている限りは、ずっと『孤独』なんじゃないかな、と思ったことがあったんです。そういう意味で、すごく孤独を感じた。やっぱり本音で話し合えない限り、人って孤独なんだなあって」と吐露した。
「佐藤は高校2年の時に原宿でスカウトされ芸能界入り。しかし、芸能活動をしていたことを友人たちに伝えないまま、高校卒業直前の07年1月に『仮面ライダー電王』で初主演を果たしてブレイクしています。情報の解禁についても取り決めがありますから、友達に言いたくても言えなかったこともあるのでしょう。佐藤の語った“孤独”とはこういったことなのかもしれません」(芸能記者)
ネットでも《確か当時最年少の17歳で「仮面ライダー電王」に出てましたよね。複数の人格がある設定で、違うキャラを多数演じ分けてたのはすごいなぁと感心して観てた記憶があります》《「仮面ライダー電王」で佐藤健を知り、「るろうに剣心」でアクション俳優・演技派俳優として凄い才能を持っていらっしゃる方だな、と感じました》《子どもが仮面ライダーにハマった頃、何気なく一緒に見ていた「仮面ライダー電王」。子どもは電車好きも高じてハマっていましたが 私は佐藤健にハマりました》など「電王」から佐藤を知ったという声も多数寄せられた。
当時、自身の秘密を明かせない境遇を仮面ライダーという“孤独なヒーロー”に重ねていたのかもしれない。
(柏原廉)