お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんが9月23日配信の「AERA dot.」連載記事の中で、15年ぶりの引っ越しについて言及した。
クロちゃんは「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の協力もあり、15年間住み続けたマンションから、家賃29万円の新居へ引っ越し。キッカケは、老朽化による前マンションの取り壊しが決まったことだと明かし、「その情報を聞きつけた『水曜日』がボクのために『物件探し』の企画をやってくれたってわけ」と経緯を説明した。
「とにかく引っ越しが大嫌い」「この世で、最も嫌いなものが引っ越し」だというクロちゃん。不動産屋への訪問や、内見巡り、様々な書類の記入、荷造り、新居での家具の配置などの諸々の作業が「とにかく面倒くさい」ようで、そうした一連の工程を番組スタッフやマネージャーが手伝ってくれたことを感謝し、「絶対ボク一人では、引っ越しできていない。ほんとに助かったよ」と語った。
しかし、「新しい部屋は大満足なんだけど、1つだけおかしな点があったりする」と切り出し、「リビングと寝室にカメラが取り付けられていること」を挙げた。以前の部屋でもたびたび「水曜日」ドッキリ企画の舞台となってきたが、その都度、スタッフが隠しカメラを設置するのが“いちいち面倒くさい”との理由で、「(新居では)最初からつけておくということみたい。もう言い分がむちゃくちゃだよね」と嘆いた。
クロちゃんは「これで24時間365日、『水曜日』のスタッフはいつでもボクの部屋を監視できる状態らしいんだ。ボクのプライバシーはどこにいったのって、すごい嫌だったよ」と監視カメラを設置された当初の胸中を漏らすも、今では「すっかり慣れちゃって、何とも思わなくなってる」という。
続けて、「むしろ、ボクが体調悪くなって倒れたりしたら、救急車を呼んでくれるかもしれないから、逆にプラスに考えてたりもしている。泥棒が入ってきても見つけてくれるかもしれないから防犯上もいいしね」と前向きに捉え、「よくよく考えたら、監視されるのって、すごいありがたいことなのかも」と感謝の思いを述べていた。
「リビングと寝室が24時間、年中無休でスタッフから筒抜け状態となっているクロちゃんですが、緊急時のケアや防犯上のメリットを挙げるなど、異次元レベルのポジティブさを見せつけています。この前向きすぎるクロちゃんの思考には、ネットからも『監視カメラを設置されても前向きに捉える姿勢が素晴らしいし好感持てます』『常人ではなかなか思いつかないな。さすがクロちゃんプロだわ』『なんだかんだ受け入れる度量は凄い。人間的にはあれだけど、そういう所は素直に偉いよ』などの絶賛が殺到したほか、『一人暮らしで孤独死する人が多い中、ご時世的に24時間体制の監視は確かに安心』『コロナで自宅療養するかもしれないからね』など、何かと不摂生なクロちゃんの24時間監視に安堵する声もありました。7月にはコロナ感染で中等症の診断を受けたクロちゃんですから、監視カメラを番組側の優しさと解釈することができたのかもしれません」(テレビ誌ライター)
「せっかく広くて、キレイな部屋に引っ越してきたんだから、ゆくゆくは女の子が好きそうなオシャレな部屋にしてやるつもりだしん!」と意気込むクロちゃんだったが、果たして、この監視部屋でいいムードに浸る勇気のある女性は現れるだろうか。
引き続きクロちゃんのプライバシーゼロな私生活からは目が離せそうにない。
(木村慎吾)