10月1日にスタートした朝の情報報道番組「THE TIME,」(TBS系)。月曜から木曜は安住紳一郎アナ、金曜は香川照之がMCを務めているのだが、10月1日の初回が金曜だったため、この日は香川だけでなく安住アナも一緒にMCを務めて番組をPR。香川は10月8日になって初めて1人でMCを務めた。
「THE TIME,」では区切りのいい時間になると、スタジオに設置された木をかたどった小屋の中から、番組キャラクターの「シマエナガちゃん」ファミリーが登場。MCの名前を呼んだり、アニメとなって爽やかな笑いを届けてくれたりするのだが、中でも7時ちょうどになるとシマエナガちゃんファミリーとともにMCおよびアシスタントたちが「今日もいい日に」という曲に合わせて「歌って踊る時間」が、世間からは注目されているようだ。
「10月4日から7日まで毎日、安住アナの『7時になりました。衝撃の企画、行ってみよう!』という掛け声で『今日もいい日に』がスタート。6日まではまったく歌わず身体を揺らすだけでしたが、7日になって小さな声で歌いながらまだ完璧には覚えていない振り付けで踊る安住アナの姿が印象的でした。
ところが10月8日のこのコーナーに登場した香川は、『1番は振り付けに専念、2番は歌に専念』との事後説明がありましたが、とにかく2番はオペラ歌手さながらに両手を胸の下で組んで朗々と歌唱。『ラヴィット!』とのリレータイムでは、MCを務めるお笑いコンビ・麒麟の川島明から『7時の歌声、完璧でございました』と称賛されていました。それを受けて香川は『月曜から木曜まで安住アナウンサーが、我がシマエナガくんを黙殺したものでございますから、なんとか頑張らせてもらいました』と胸を張りましたが、川島からは『ただ、歌っている時の顔が大和田だったので、気をつけてください』と、人気ドラマ『半沢直樹』(TBS系)で香川が演じ好評を博した大和田の名を挙げソフトに注意され、香川が平謝りするというやり取りがありました。
この日は休みのはずの安住アナが、香川を心配してスタジオ見学している姿も放送されましたが、このコーナーに限れば、香川の圧勝。役者としてさまざまな職に就いた人物を演じてきた香川にとって、朝5時20分から8時までの2時間40分の舞台でアナウンサー役を演じることなど、お茶の子さいさいでしょう」(テレビ誌ライター)
10月10日にスタートしたドラマ「日本沈没」(TBS系)では、日本地球物理学界の異端児・田所雄介博士を怪演している香川。浮世離れした頑固な博士役も見応えがあるが、アナウンサーとして番組を取り仕切る様子も、これが初めてとは思えない振る舞いに驚くばかりだ。