6月9日に行われた緊急会見で、妻でフリーアナウンサーの小林麻央の乳がんを報告した市川海老蔵。その後も自身のブログで、妻の再入院を報告したり、散歩の途中で激励の声をかけられ「ぶっきらぼうの私ですが、とても心の中で感謝しています」など、心情も吐露している。また、母親の入院で寂しい思いをしている2人の子供の様子なども、愛情あふれる言葉で綴っている。
以前は、“梨園の暴れん坊”と言われた海老蔵だが、2011年に長女・麗禾ちゃん、13年に長男・勸玄くんが誕生すると、その生活は一変し、良き夫、良き父、そして歌舞伎役者として精進に努めるようになった。
「すべては、麻央さんのおかげ」と、梨園に詳しい芸能評論家は言う。
「結婚間もなく、海老蔵が暴行事件を起こした時、麻央さんはマスコミ対応に奔走しました。夫に成り代わり、深々と頭を下げて謝罪もしました。13年に父の團十郎が亡くなった際も、身重だった麻央さんが献身的に海老蔵を支えました。念願の男児も誕生し、亡き父にいい報告もできた。ですが、そんな矢先に麻央さんの病気が発覚してしまった。悲しいことではありますが、海老蔵は子煩悩なだけでなく、人格者になりました」
小林の1日も早い病状回復を願わずにはいられない。