テレビ朝日系にて放送中のドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」第7シリーズで主演を務める米倉涼子が、「ギャラ半額」を申し出たという。11月11日配信の記事で「FLASH」が報じている。
同誌は「米倉涼子『ギャラ半額でいい』制作費高騰で悲鳴の『ドクターX』現場を助けた“男気ある申し出”」と題した記事の中で、今作に並々ならぬ情熱を注いでいるという米倉の覚悟を伝えた。特殊なロケ地や小道具を必要とする医療ドラマ特有の事情に加え、コロナ禍の感染症対策などに費用がかかり、一時は制作自体も危ぶまれていたというが、それを救ったのが米倉の提案だったという。
米倉は、逼迫した台所事情を見かね、「自分のギャラを半額にして、その分を制作費にまわしてほしい」と申し出たという。テレビ局関係者によれば、米倉のギャラは1話あたり800万円だったが、それが半額の400万円となり、そうした配慮に「ありがたいです」とも感謝。同誌もまた、大門未知子ばりに「私、そんなにギャラいらないので」とする米倉を「なんたる“男気”!」と評している。
「『ドクターX』といえば、米倉のライフワークともいえる出世作にして、最大のヒット作。テレビ朝日にとっても看板シリーズで、今作も初回の視聴率は19%と相変わらずの人気ぶりです。第6期の放送は2年前の2019年で、その間に米倉は27年間所属したオスカープロモーションを退社しており、今作は個人事務所在籍となってから初となる大門未知子役。なんとしてでもヒットシリーズの座長という大役を成功させたいという強い思いが、今回の“ギャラ半額の申し出”につながったのかもしれません。
ネット上には、減額後の1話400万円という高額なギャラにも驚きの声が上がっていますが、大半は『素敵な心意気』『なかなか出来ることじゃない』『尊敬しちゃいます』『それだけ番組や演技することに情熱があるんでしょう』と好意的に見るものとなっており、『損して得を取れ、とはこのこと。このドラマ以外でも、米倉涼子とまた仕事をしたいと今の現場のスタッフや局、周りの人達は思って、次につながる』との指摘もありました」(週刊誌記者)
テレビ朝日と米倉の絆がより一層深まる出来事になったと言えるかもしれない。
(木村慎吾)