お笑いコンビ・ニューヨークの屋敷裕政と嶋佐和也が11月27日放送の「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)に出演し、10月に開催された「キングオブコント2021」での“悪態”を振り返った。
この日、スタジオには同大会で見事優勝を達成した空気階段の鈴木もぐら、水川かたまりがメインゲストとして登場し、10位と苦杯をなめたニューヨークは「王者に言いたいことがあるというコント大会第10位の方々」などと紹介されるハメに。
MCの明石家さんまからも「10位、座れ」と扱われ、水川は「舞台袖で見てましたが、あちゃ~(でした)」と大会でのニューヨークの惨敗をイジる展開に。これに屋敷は「俺らがいちばんやりながら“あちゃ~”と思ってましたよ!」とぶっちゃけると、話題は、審査員のダウンタウン・松本人志への噛み付きによるプチ炎上騒動へと及んだ。
ニューヨークの2人は、決勝での点数が発表された直後、審査が不公平だったとして松本に物申す“プロレス”を仕掛けたが、これがネット上で物議を醸すことに。嶋佐によると、「頑張って松本さんに楯突いたら、ちょっと炎上して。最終的にそのやり取りを見たほんこんさんがブチ切れたんです」という。
続けて、「そんなことになる予定じゃなかった」と狙った展開ではなかったと振り返ると、松本に噛み付いた屋敷は「しょうがないです。僕が悪い」と悪目立ちしてしまった点を反省。ブチ切れたほんこんとの再会があったのかを聞かれ、「次の日、ルミネで一緒やったんです。俺、逃走中くらい逃げ回ってましたよ」と鉢合わせしないよう必死だったようだ。
「今年のキングオブコントでは、空気階段が歴代最高得点である486点を叩き出しただけでなく、ザ・マミィや男性ブランコといった実力派も次々に高得点を記録する、異例の盛り上がりを見せました。各コンビが甲乙つけ難いハイレベルなパフォーマンスを連発していたところ、松本は、6組目のコンビ・そいつどいつのコントが終了した後、『もうあんまりウケるなと。みんなウケるから、あんまウケんでええわ、みたいな。もう許してくれ』と審査員側の苦悩をジョーク交じりに表現。そして、7組目のニューヨークによるネタが、やや“あちゃ~”な低得点となったことから、屋敷がすぐに松本を指差し、『松本さんが、“みんな笑うな”って言ったからや!』『あれは不正行為です! あれは絶対にダメです!』『あの人の影響です!』などと糾弾する展開に。最後は松本から『態度悪いぞ!』と返されていましたが、上下関係の礼儀に厳しいほんこんもまた、これを見てブチ切れていたようです。
ネットでは、『ネタとわかっていたけど、松ちゃんに噛み付いたところ全然面白くなかったし、見ててイライラした』『審査員に噛み付いたりしないと爪痕が残せないなら、それだけの実力ということでしょう』『ニューヨークの偏見に満ちた笑いは好きだけど、俺ら面白いでしょ感が出過ぎな時がある』などと、やはり冷めたリアクションが多く見受けられました」(テレビ誌ライター)
次回こそは、得点の結果で周囲を納得させてほしいところだ。
(木村慎吾)