選挙権が18歳以上に引き下げられ、初めての選挙となる7月の参院選。自治体や学校などが若者の啓発に尽力しており、その一環としてタレントのぺこ&りゅうちぇるが出演する若者向け啓発動画が作成されたのだが、東京都選挙管理委員会には「選挙との関連がよくわからない」「くだらない」といった批判の声が寄せられているという。
問題の動画は、架空の都市“TOHYO都”の名所をぺこ&りゅうちぇるが巡りながら、投票箱に導くといった内容で、2人は「投票はフェスと同じ」「今度は投票デートにしよう」などと呼びかけている。
「この内容で若者が選挙に行こうと思うとは考えにくい。動画には2人の他にも高校生のアニメキャラが登場し、投票用紙に『モテたい』と選挙にはまったく関係ないことを書いて投票するシーンもある。若者におもねるのもいい加減にすべきでは」(政治部記者)
とはいえ、一方ではこんな意見も。
「ぺこ&りゅうちぇるのタレントとしての株は確実に上がりました。おバカに見えても政治について考えている真面目さがあるとアピールできたし、確固たる知名度も得ましたからね」(芸能事務所関係者)
いちばんホクホク顔をしているのは、2人が所属する事務所なのかもしれない。